老齢厚生年金の繰下げ制度の再導入
老齢厚生年金の繰下げ制度が、平成19年4月より導入されたが、これは複雑です。
★ 本来の年金額×繰下げた月数×0.7%=繰下げ加算額
HPでこのように紹介している社労士の先生がいるが、これは大きな、かつ重大な間違い。 この算式でもって顧客に加算額を提示したならば、社労士の損害賠償責任保険のご登場となるであろう。
今回の改正は、在職を適用して、その差額×繰下げ月数×0.7%が、加算額となっており、上記のような単純なものではない。
法律本来の支給額によって平均支給率を求め、特例措置の金額に平均支給率をそれぞれ掛けて算出するという、きわめて複雑なものです。
今後は、更に複雑な制度にして行くのだろうなぁ。
電子申請について
各種届出書等の電子申請ですが、この制度はとても良いと思います。1年365日、1日24時間、いつでも事務所のPCからできるのだから、スゴイ。
ただ、申請書を送信するまでが大変です。個人情報保護法やら、情報漏洩などの防止対策上、複雑にするのは理解できますが、やり過ぎだと思う。
私のように、ネットやPCの理解が浅い者にとっては、送信に行き着くまでの道のりはまさに茨の道です。数をこなせば慣れるのでしょうが、もう少しハードルを下げてもらいたい。また、認証取得にかかる手数料をもっと割安にして欲しい、というのが現在の心境です。
社労士の年金相談の限界
今年は社会保険事務所による無料年金相談会、支部会主催の無料年金相談会が開催されました。
ここでの相談内容は、ほとんどが年金記録の照会で、相談というニュアンスとは違いました。基礎年金番号の統合をしていない方、年金手帳を複数枚持っている方が実に多かった。これは、厚労省・社保庁等の広報に問題があると思います。役所の方も一生懸命業務を遂行しているのでしょうが、結果が伴っていない。もう少し頑張ってもらいたいです。
年金に関する唯一の国家資格と謳っている社会保険労務士ですが、記録の照会や貰える年金額(特に厚生年金)が知りたいという方の希望には答えられません。つらいところです。
社労士も社保庁等のデータベースにアクセスできればなぁ、と強く思います。
