ぼくは絵を描くのが好きだ。
雨の日も、昨日も、鳥がささく日も。
なんまいもなんまいも毎日描いてる。そして、明日も。
「君はどんな世界を描くんだい?」
-え?
「君はどんな世界を描くんだい?」
彼はたずねる、
ぼくと世界はさえぎられる。
とまどう。
-世界は、世界だ-
「世界はどんな色になるんだい?」
-世界は、世界のいろでしょ?-
ぼくはこたえる。
「そのとおり」
彼は、うなずく。
「世界は、世界、だ」
わけがわからない。
雲はうごく。
彼は続ける。
「だけど、世界はみんな違ってる」
まぶしさ。
「もちろん、”世界”は、”世界”として存在するのだろう」
「だけど、そんなものは皆すでに知っている。
それに、わからないものはわからない」
「君が描く必要はない」
彼はもう一度たずねる。
「君は世界をどう描くんだい?」
もう一度、世界と絵を見比べる。
空を見あげる。
めをつぶり、
世界をさがす。
ぼくはふでをおく。
-どんな世界をみてるんだろう-
ぼくはぬる、空を、
自由のいろで。
ぼくはぬる、木々を、
優しいいろで。
ぼくはぬる、太陽を、
寂しいいろで。
ぼくはその絵を眺める。
そして、
やぶりすてた。
世界を描くということはどういうことだ。
世界はどんないろをしてるんだ。
ぼくは空を見あげる。
青い空、
やわらかい白、
まぶしさ。
そらはうごき。
うすぐろさ、おおう。
ぽつり。
あめ。
また、あおく。
そら、つきぬける。
せかいはどこにあるんだろう。
ぼくは世界と対峙する。
かぜ。
-ぼくがいない-
さがす。
彼はもう一度たずねる。
「君は世界をどう描くんだい?」
もう一度、世界と絵を見比べる。
空を見あげる。
めをつぶり、
世界をさがす。
ぼくはふでをおく。
-どんな世界をみてるんだろう-
ぼくはぬる、空を、
自由のいろで。
ぼくはぬる、木々を、
優しいいろで。
ぼくはぬる、太陽を、
寂しいいろで。
ぼくはその絵を眺める。
そして、
やぶりすてた。
世界を描くということはどういうことだ。
世界はどんないろをしてるんだ。
ぼくは空を見あげる。
青い空、
やわらかい白、
まぶしさ。
そらはうごき。
うすぐろさ、おおう。
ぽつり。
あめ。
また、あおく。
そら、つきぬける。
せかいはどこにあるんだろう。
ぼくは世界と対峙する。
かぜ。
-ぼくがいない-
さがす。
とじる。
ひらく。
ぼくとせかい。
まじりあう。
せかいとぼく。
まざりあう。
せかい。
まざりあう。
せかい。
それをえがく。
それは、もはや”世界”ではなかった。
だけど、これが世界だ。
それは、もはや”世界”ではなかった。
だけど、これが世界だ。
