2016年9月初旬

夏が繁忙期な夫が久しぶりに土日が休み。
子供を連れて近所の公園に遊びに出てくれた。

私は朝から頭痛がしていて、
有難や〜🙏 と横になる。

生理前はたいてい頭痛がある私。
当時幼稚園児の子供から年中風邪を移されてもいた私。

きっと生理痛か風邪の引き始めよね…
くらいしか思っていませんでした。

最初は全身の倦怠感と頭全体の痛み。

徐々に左側の耳の奥ピンポイントの痛みに移行していきました。

アレルギー性鼻炎持ちであることが関係しているんでしょうか?
普段から寝ている間に耳の中が痒くて、搔きむしる癖があり、
「外耳炎にでもなったかな」と
呑気に構えていました。

翌月曜日、
予約していた美容院で痛みをこらえながら、カットとカラー

翌火曜日、
流石に痛みに耐えきれず、近所の個人の耳鼻科受診 
今思うと、私は医師に先入観を与えてしまう発言をしている。

「寝ている間に耳を搔きむしる癖がありまして、たぶん外耳炎かと」 

左耳を診察してくれた先生は、
「特に異常はないです。痛みが続くようなら再度受診して下さい。」と、処置も薬の処方もなし。
医師の「異常なし」との診察に安心し帰宅。

翌水曜日。
痛みは増すばかり。
仕事が入っていたため、車を運転し職場へ

同僚の言葉が痛みで朦朧として、頭に入らず。
この日の昼頃から、
「これはヤバイ」と思い始める。
そして、お昼休み中、今まで感じたことのない凄まじい痙攣を左瞼に感じる。

不幸中の幸いで、この日は夫が休みだったため、仕事の後子供を迎えに行かなくて済み、職場近くの耳鼻科を受診。
しかも、職場は実母の家の近くであり、頭の片隅に残っていた  「◯◯耳鼻科はいい!」
との実母の話をこの時不思議と思い出す。

車を運転して(今思うとゾッとします)受診。

先生は、右耳と左耳をよ〜く見比べ、丁寧に診察して下さいました。

「耳の帯状疱疹だと思います」
「右耳と比べてみて下さい。左耳が少し赤みがかっていて、少し腫れぼったいでしょ」

ホントだ!
よく見比べないとわからないけど、
左耳が赤みがかっていて、腫れてる!

へ?
帯状疱疹って、高齢者がよくなるやつで、
発疹ができるやつじゃないの?

「発疹が目立たない人もいます。
   痛みが出てから今日は何日目ですか?」

「6日目です」

「6日目かぁ…」
「厄介な後遺症がありまして…」
「顔面神経麻痺なんですが…」
「抗ウイルス薬の服用が早ければ早い
   い程、麻痺が出ないか、
   出ても軽くて済むのですが、
   6日目となると…
   微妙なラインです」

私は、先生の言っていることを半ば他人事のように聞いていました。

とりあえず、原因がわかったし、
抗ウイルス薬も痛み止めも処方されたし、
良かったと思って帰路に着きました。

帰宅が遅くなったので、
「外食しょっか✊」ということになり、
近所のファミレスへ…

「なんかね。耳にできる帯状疱疹だって。
    薬も出たし、
    原因がわかって良かったよ」

夫「良かったね。痛み止め飲めば、
       今夜はよく眠れるね」

翌朝、
先生の言ったことが現実となるとはつゆ知らず、呑気に外食を楽しんだのでした。

続く…