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雇用統計とは何か?をFXトレーダーわくわくが徹底解説

去年末に長年勤めていた会社を辞め、FXトレードで食べていく専業トレーダーになるべく修行を続けている「わくわく」が贈る雇用統計の解説

FX取引において、重要指標を確認するのも重要な仕事の一つです。なぜなら見逃してしまっていると、思わぬところで相場が大きく動いてしまい、損失を被ってしまう場合があるからです。特に一番見逃してはいけない重要指標が、米雇用統計になります。これは、毎月第一週の金曜日に発表される定期的なイベントなのですが、これを意識して取引する投資家が世界中で実に多いのです。


この米雇用統計とは、アメリカの非農業部門の事業所帳簿から算出された就業者数であり、これが前月と比べてどのくらい増減したかによって、アメリカの直近の景気を計る「ものさし」のようなものであります。当然、オバマ大統領もFRB議長のバーナンキ氏もこの数値には毎月敏感になっており、経済政策の方向性を決める重要な材料になっております。


しかも、この数値なのですが、意外に大きく変動するときもありますので、そんな時は相場が大きく動いてしまいます。また、統計の発表時間が夏時間だと日本時間の21:30から、冬時間だと日本時間の22:30からとなっており、合わせて相場が1日の中でもっとも動きやすい時間帯となっていおります。そのため、この時間を狙って取引をすると、短時間で思わぬ損益を出してしまうことも多々あります。