【ジョン・ロック】

イギリスの哲学者。

「イギリス経験論の父」と呼ばれる。

ロックは、人間は先天的に理性や観念を持っているとは考えなかった。

【経験主義】

人間の心はもともと白紙(ダブラ・ラサ)であり、知識や観念はすべて、五感から得た経験によるものだとロックは主張した。

そして経験で得た知識や観念の連合(結合)が心だとした。

デカルトらが主張した人は生まれつき理性や観念を持っているとする生得主義は存在せず、知識や観念はすべて、経験によるものだとしたロックのような立場を経験主義という。

生得主義と経験主義は対立する立場をとることになる。

ジョン・ロック『経験主義』