ふぅ~今夜もだらだらライフ~
実は明日試験~~~~~
もう、あとは野となれ山となれ~~~~~
はぁ、彼女ほしい~~~~
でも男子校だから出来ない~~~~
はぁ~~~~~~~~~~~
勉強しなきゃ~~~~
![]()
ふぅ~今夜もだらだらライフ~
実は明日試験~~~~~
もう、あとは野となれ山となれ~~~~~
はぁ、彼女ほしい~~~~
でも男子校だから出来ない~~~~
はぁ~~~~~~~~~~~
勉強しなきゃ~~~~
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オープンテラスの端の方、黒のスーツに白髪と白いひげが対照的な年配の男性。彼は始めてみる顔ですよね。
えっ!あなたも初めてだって?・・・・・・・・そりゃそうですよね。失礼しました。
このカフェに来る人は何か一物を抱えてらっしゃる人が多い。彼も少し晴れない顔をしてらっしゃいますね。少し話しかけてみようと思います。ん?人間の言葉はしゃべれないんじゃないかって?
私がお行儀よく座って「ニャー」って鳴くだけで、人間はしゃべってくれるのです。
屋根から飛び降りるのはネコでも慣れないんですが・・・・・よっと!着地成功!!
端の方へ目をやると、いたいた。テーブルのしたには、、なにやら皮製の大きめの袋がおいてあります。靴はピカピカ、スーツも折り目正しくといわんばかりにビシッとしています。かなり、几帳面な方のようです。
ウェイトレスのおばさ・・・・失礼、おほんっ!お姉さんがその白髪の老人に注文を聞いています。白髪の髪を後ろで束ね、その上に黒い帽子を着てらっしゃいます。足元まで近づくと気付いてくれました。
さて、ご挨拶、きちんと座って背筋を伸ばし、「ニャ~」
「およ、行儀のよいネコちゃんだね。このカフェのネコかい?」
老人はウェイトレスの おばさん お姉さんに尋ねました。
「いや、ここのマスターが面倒見ている野良猫なんです。人なつこくって、かわいくて、少し気取り屋なんですけど、私より人気があるんですよ」
そりゃそうだ・・・おほん!すいません、つい本音が・・・
「アイスコーヒーとハムエッグセットでよろしかったでしょうか」
「うむ、たのむよ」
「でわ、少々お待ち下さい。」
おばさんっぽいお姉さんは中へ入っていきました。そのひらひらスカート似合わないだよなぁ。まぁそれはよしとして、この袋の中身は何でしょうか、とてもよい匂いがいたしますが・・・
袋を触りながら上目遣いで「にゃ」って鳴いてみました。
「おや、その袋の中身がほしいのかい?ごめんね、それは病院の子供たちに上げるためのものなんだ。」
老人は私にやさしく語りかけてくれました。しかし、やはり浮かない顔をなさっています。
さっきのウェイトレスがコーヒーとパンとハムエッグを持ってきました。
「ごゆっくり」
定番のアイサツ、その硬いスマイルをどうにかしろよ。いやいや失敬、彼女に別に恨みはない・・・・・とも言い切れないんですが、まぁその話は後ほど。
老人が新聞をよみつつ、コーヒーのカップを傾ける、どこか絵になるような光景でした。

大阪のS市にある、とあるオープンカフェ
そこが私の生活の拠点です。もう四年間もここで寝泊りし、絵に書いたような太っちょな店主にえさをもらう生活を続けています。
私はネコです
誰に飼われるでもなく。しかし、野良よりは少し気取った生き方をすごさせていただいてます。カフェでは、お客さんからおこぼれをもらい、町では、商店街の皆様からおすそ分けをもらったりしてます。
趣味は・・・・・。えっ!?、ネコに趣味があるのかって?少しゆとりがあるのでね・・・
おほんっ!趣味は人間観察でございます。なかなか人間は見ているとなかなかというものがあるもので。嫌味でございますか?あなたたちは自分自身を見つめ直さないとネコにも笑われますよ。
まぁそれはよして、ここのカフェには少し分けありの方が多いのです。浮気の待ち合わせに使う者、いく当ても無く途方にくれている者、自殺を考えながらもする勇気の無いものなど。
えっ?相談に乗らないのかって?私は人間の言葉を理解できてもしゃべれないものです。
おや、始めてみるお客さんですね。
