人違い

仕事の出張中、間違えられた。

全然知らない人から、「○○さんではないですか」といわれた。

「イイエ違いますよ。」といったのに、その人、

「いやァ。○○さんでしょう。私はお世話になった××です。本当にあの節にはお世話になりありがというございました。」という。

困ってしまった。こちらは違うといってるのに、お礼まで言われてしまった。

そのうち、「そこでコーヒーでも一杯、いかがですか。」という。http://www.charamigo.com/blog/fuyu22_oyasyokuset.gif

忙しかったので、「すいません人さらいです。失礼します。」といってその場を離れた。

いわれた人は、なぜか、ぽかんとしていた。

歩きながら、私は考えた。これって新種のセールスだったんはないかと。

これで、私がコーヒーを飲みに行ったら、それこそ何か売られたのかもしれない。

やはり私は賢い。こういうふうに断ることができたのだから。

そこまで考えたときだった。

あれ、違った。

すみません人さらいです。ではなく、人違いですだった。

あのぽかんとしていた顔。思い出すとおかしくなる。

私は、人さらいではありませんょぉぉ。でも、あんたには騙されませんょぉぉと叫びたかった。