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懐かしい子供のころ、こんなふうになっちゃったゾウアザラシでも、かわいいコロがあったんです。

そんなとき、ど田舎の親戚の家におじいちゃんと遊びに行った。

そして、泊まることになった。でも、それは自分にとって、たのしくも、いやなことであった。

それはその家、便所が外の少し離れたところにあるのだ。

昼間はいい。でも、夜は、真っ暗ななか、月明かりを頼りに行くのだ。

フクロウの不気味な鳴き声が聞こえ、遠くには、なにやら動物のほえる声が聞こえる。

木々のふれあう音さえ、話し声に聞こえるんです。

回りの闇が、人間を包み込んでしまうような恐怖を感じるんです。

そして、自分の足音さえ後ろから聞こえるんです。誰かがついてくるように聞こえるんです。

'ごめんなさい。どうしても我慢できなかったんです。行けなかったんです。

泊まった次の日の朝、その家の人が、こういっていた。

玄関に、犬が大きな うんこしてったよ。全くしょうがないねえ。