確か随分前にほいみさんがブログで推奨していたこの作品
随分図書館で待たされたがやっと借りられ読んでみた。
絶賛というほどのそれではなかったが、それなりに楽しめたかな。以下抜粋
・主人公にお金を貸した日田氏の言葉
「絶対諦めるな。もし失敗してすべてを失えば、一緒に乞食をしようじゃないか。」
・融資をとりつけるために動いていて成果がでない部下に
「君の真心が足りないからだ。至誠天に通じるという。君が本当にラジオ修理の事業に命を懸けて取り組む気概があるならば、そしてその事業に利益がでるという信念があれば、その思いは必ず伝わる。」
・タンク底の廃油をくみあげる劣悪な環境での過酷な作業を受け持つことでGHQの心証を変える
→評価を得るには働きぶりを見せるしかない
・鉄造が父から教え込まれたのは
「一生懸命に働くこと」「質素であること」「人のために尽くすこと」
・鉄造が勤め人の頃主人に学んだこと
店員達の誰よりも早く起きて、誰よりも遅くまで働く姿
・独立時高校の恩師からのことば
武士の心を持って、商いせよ→士魂商才
・商売がいきづまった折、もう一度商売を徹底的に考え直し、地元の新聞社を訪ねて古い新聞を読み漁りヒントを得た
・法違反を指摘され
わたしの油は漁業と貨物輸送に貢献している人々の暮らしに直接役立っている。それなのに時代遅れの計量法違反などで罪を問うのか
どうしても問うのなら裁判でもなんでもやろう!わたしは天に恥じるところはひとつもない
・欧州戦争(第一次世界大戦)はイギリス等のヨーロッパ列強の力を衰えさせ、アメリカを強国にした
そして石油が石炭の地位にとってかわった。
→この戦争で使われた石油の8割がアメリカの石油だった
・鉄造は会社の利益よりも社会への還元や消費者への利益というものを優先していた
・大東亜戦争当初日本がシンガポールを攻略、その9日後にはスマトラ島のパレンバン油田の占領に成功したとき、東条首相はこれで石油問題は解決したとまでいった。
・戦時中の鉄造の海外赴任社員への壮行の辞
国家に尽くすという大使命のためには、国岡商店の立場を顧みる事は不要
・戦時中資源を運ぶ輸送船(護衛なし)はアメリカの潜水艦に狙われた
輸送船での死亡率は43% 陸軍軍人の戦死率20%、海軍軍人の16%をはるかに上回った