脳が星座を作った?!
脳そのものに関しては、後日詳述致しますが、脳全体像を簡潔に説明します。脳は、大脳と小脳から成り立っていて、それぞれ働きが異なり、大脳は原始脳と旧皮質(古皮質と同じ)と新皮質から成り立っています。大脳には、胎児が母親の体内で成長するときに順番に発達する「爬虫類型」「旧哺乳類型」「新哺乳類型」の3つの脳が共存し、それぞれが違った働きを担っています。初期段階で働き出すのが原始脳である爬虫類型で、次に旧哺乳類型と言われる古皮質で、爬虫類型脳にかぶさるようにして、旧皮質が形成され、2つの脳を大きく包むような形で新哺乳類型の脳である新皮質が出来上がります。原始脳はいのちの座とも呼ばれています。これが前述の脳の三層構造です。○新皮質の6つの層とは何か?新皮質は、人間や猿などの霊長類だけにしかありません。人間ほど複雑で、機能的な新皮質を持っている霊長類はありません。そこで5000年も前に星座にまで思考が及んだ人間の脳を理解するためにも、新皮質の6層の働きを見ていく必要があると思います。人間の脳を持つ新皮質は、大脳皮質の約90%を占め、進化的に言えば、脳の最も新しい部位であるのです。高次の認知機能、感覚処理、運動指令などを司る中心的組織が新皮質です。表面の第1層から、深部の第6層へと並んでいて、それぞれの層に異なる特徴を持って、神経細胞(ニューロン)が配置されています。第一層(分子層)細胞体は少なく、主に他の層の神経細胞から伸びてきた軸索や樹状突起が走ります。第二層(外顆粒層がいかりゅうそう)小型の錐体細胞が多く、皮質内の隣接する領域へ情報を送ります。第三層(外錐体細胞層)錐体細胞が多く存在し、他の皮質領域に情報を送ります。第四層(内顆粒層)視床からの感覚入力を主に受け取る層、感覚野で発達しています。第五層(内錐体細胞層)巨大な錐体細胞が特徴で、大脳皮質から脳幹や脊髄への主要な出力経路となります。第六層(多形細胞操層)視床へフィードバック情報を送ります。以上の6層構造は、情報を「I、受け取る」「2、処理する」「3、出力する」と言う高度なネットワークを形成しています。I、受け取るー情報の入力は、第4層が視床からの情報を受け取ります。2、処理するー情報処理と総合は第2、第3層が受け取った情報を処理統合します。3、出力するー第5層が情報を皮質外の脳幹や脊髄などへ出力します。脳の中はコンピューター数台分の複雑な構造をしていますので、概略的に理解をしてください。脳神経細胞の数は、脳全体で1,000 億〜2,000億個、グリア細胞は神経細胞の10〜50倍、神経細胞(ニューロン)は大脳だけで140億個小脳には1000億個、シナプス(接続部)は100兆個。これまでのところで、脳神経細胞は何しろたくさんあるのだとだけわかってください。しかし、視床がわからなければ、星座がなぜ生まれたかにつながりませんので説明をします。「視床」は脳のほぼ中央、間脳に位置する重要な器官です。嗅覚以外の全身の感覚情報である視覚、聴覚、触覚、痛覚、味覚などを大脳皮質へ中継する「サテライト中継基地」のような役割を果たし、運動機能や覚醒、記憶、情動など大脳の様々な活動に不可欠な働きをしています。大脳半球と脳幹をつなぎ、感覚、情報を大脳皮質の適切な場所、例えば感覚野などに振り分けたり大脳皮質と双方向のやりとりをして情報を処理します。視床は脳における役割は、司令塔的かつ五感の内の四感を機能させている重要な存在であるといえます。嗅覚だけが別系統であると言うのは、人類の進化のプロセスで、後になって、嗅覚の機能を人類は獲得したのではないかと考えています。大脳皮質は、哺乳類の進化とともに、発達していきました。人類は、前述のように、先に、原子脳と古皮質が出来、新皮質はこれを包み込むように、新しくできた構造で、ここで人類に知性が生まれました。新皮質はどうやら30万年前から10万年前までに急速に頭脳が球状化して生まれたとされています。未来は明るい❣️