▽第1試合
履 正 社 000 003 000=3 (履)並田-柴原
関 西 創 価 000 000 000=0 (関)坂本、赤瀬-藪
【三塁打】中島、濱田(関)【二塁打】山田、柴原、前田(履) 佐伯(関)
先発オーダーは
(履正社) ⑥仮 谷 (関西創価) ⑨濱 田
⑧井 上 ④関 本
④山 田 ⑧中 島
⑨山 口 ⑥武 田
②柴 原 ③山田達
⑤濱 野 ⑦佐 伯
⑦増 田 ② 藪
③國 枝 ⑤西 邑
①並 田 ①坂 本
:関西創価の先発は2年生左腕の坂本。
トルネード投法から120中盤のストレート、カーブ、スライダー、スクリューを制球良く操る安定感のある投手。
ちなみにこの日確認したストレートのMAXは125キロ。
関西創価・坂本
一方の履正社の先発は背番号10番の並田。
全く知らない投手でしたが、これがなかなか良い投手でした。
腕の振りはややぶん回し気味に感じますが、比較的癖がなく力感のあるフォームから、スピードのある速球、高速スライダー、カーブに、フォークのような落ちる球をテンポ良く投げ込みます。
この日確認したストレートのMAXは141キロ!
名前は並みでもその実力はエース級!
履正社・並田
試合は1回表の履正社、簡単に2死を取られた後、3番・山田が真ん中寄りの速球をとらえて左中間フェンスを直撃する二塁打を放ちますが、続く4番・山口は詰まった遊飛に倒れて攻撃終了。
1回表2死、左中間二塁打を放つ履正社・山田
履正社・山田の左中間2塁打の打球
1回裏の関西創価も2死後、3番・中島が左中間を破る三塁打を放ちます。
1回裏2死、関西創価の3番・中島が左中間を破る三塁打
ヘッドスライディングで3塁到達する関西創価・中島
続く4番・武田、5番・山田達が連続四球を選んで2死満塁のチャンス。
しかし6番・佐伯は初球の真ん中に入るスライダーに、ストレートにヤマを張っていたようなスイングで当たり損ないの投ゴロに倒れて大きなチャンスを逃します。
1回裏2死満塁、投ゴロに倒れる関西創価・佐伯
2回表の履正社は1死後、6番・濱野が中前安打、7番・増田は一直に倒れた2死1塁から、8番・國枝の放ったサードゴロがエラーを誘い2死1・2塁とします。
2回表1死、中前安打を放つ履正社・濱野
2回表2死1塁、國枝の放った三ゴロを・・・
関西創価・西邑がエラー
この先制機に9番・並田は外角高めのスライダーをジャストミートして1・2塁間を破ろうかという打球を飛ばしますが、1塁走者・國枝の足に打球が当たってしまい守備妨害、走者アウトでスリーアウト。
惜しい攻撃となりました。
並田の打球が・・・
1走・國枝に直撃!
履正社は4回表にも2死から6番・濱野が右前安打、7番・増田が死球を受けて2死1・2塁としますが、8番・國枝が詰まったニゴロに倒れて逸機。
4回裏、関西創価はこの回先頭の4番・武田が中前安打、5番・山田達がバントで送った1死2塁から、
6番・佐伯が内角高めを上手く叩いて高く舞い上がる右越えの2塁打を放ちますが、2塁走者の武田は落下するのを確認してからスタートを切ったため、生還出来ず。
しかし1死2・3塁と先制のチャンス。
4回無死、関西創価・武田の中前安打
佐伯の右越え二塁打
佐伯の右越え二塁打の打球。これで1死2・3塁
この好機に7番・藪は速球で胸元をえぐられてカウント1-2となってから、ド真ん中に甘く入ったスライダ-を見逃した後遊ゴロに倒れますが、この打球で飛び出した3塁走者が挟まれてアウト、2塁走者は3塁まで行けず、2死1・2塁と変わります。
4回1死2・3塁、関西創価・藪の遊ゴロで3走・武田が飛び出してしまう
3走・武田、滑り込んで帰塁するもタッチアウト!
続く8番・西邑は落ちるボールを振って三振。
まずい攻撃で4回を終了します。
関西創価は5回裏も1死後、1番・濱田が左中間を破る3塁打を放ち、1死3塁のチャンス。
5回裏1死、関西創価・濱田が三塁打を放つ
この好機に関西創価は初球スクイズを仕掛けますが、2番・関本は外角低め速球をなんとか当てますが、上げてしまい捕飛。
3走はなんとか帰塁して2死3塁と変わり、3番・中島も一ゴロに倒れてまたも先制機を逃します。
5回裏の関西創価1死3塁、スクイズ失敗!
ここまでお互いに再三先制機をつぶし合う展開。
6回表の履正社の攻撃は簡単に2アウトを取られますが、5番・柴原が左中間フェンスを直撃する二塁打を放って2死2塁。
6回表2死、柴原が左中間二塁打を放つ
フェンス直撃!
続く6番・濱野が放った打球は高々と舞い上がった左中間レフトよりへの飛球。
レフトが守備範囲に入るが・・・
6回表2死2塁、左中間へ飛球を打ち上げる履正社・濱野
落球!
先制のホームイン
思わぬ形で先制した履正社は、なおも2死2塁の場面で迎えた7番・増田に代打・池田を送り、
池田が四球を選んで2死1・2塁と好機を広げ、続く8番・國枝に代打・前田を送ります。
この前田が期待に応え、カーブをとらえてセンターフェンス直撃の2点タイムリー二塁打を放って3対0と、リードを広げます。
6回表、2死1・2塁、2点タイムリー二塁打を放つ前田
フェン直
2塁ベース上で嬉しそうな前田
追いかける関西創価は6回裏、8回裏といずれも無死から武田が安打を放って出塁しますが、二度ともゲッツーを食らい得点できず、結局履正社を上回る7安打を放ちながら並田に完封されました。
今日は限界なんでこのへんで。