我が家の娘は1歳前なので、彼女の「先生」と言えば小児科の先生くらい。
でも当然これからの人生、学校の先生、お稽古の先生、塾の先生と、
たくさんの先生と出会うことになるでしょう。
そんな時に「先生って凄い!」って素直に尊敬できるような、
素敵な先生に1人でもめぐり合えたら良いなあと思います。
ちなみに私にとっての「凄い先生」は、小学校3年生の時の担任。
多分、先生になりたてだったであろう若い女の先生でしたが、
音楽が専門だったので、ピアノを習っていた私はそれだけでメロメロ。
真っ白な秋田犬を飼っていて、ちょうど自分も犬を飼い始めた
私はさらにメロメロ。
先生の作曲、クラスのみんなの作詞で、クラスの歌を作ってくれて、
なんとその歌、25年後の今でも歌えます。
学校代表で町の音楽会に出ることになった時、どんな難しい曲を
やらされるのかな~と思ったら、先生の選曲は当時大流行していた
ドラマ「太陽にほえろ!」の主題歌。
皆、それはそれは真剣に練習し、当日もみごとな笑いと拍手を
いただいたのを覚えています。
本当は4年生もそのまま担任してもらえるはずだったのですが、
先生が勉強したい事が出来て辞めることになってしまい、
(本当は何か他の事情があったのかもしれませんが)
それを3学期の終業式の日に聞いた時には、クラス中の生徒が
泣きました。
でもその後も、ず~っとお手紙をやりとりしたり、先生のお宅に
遊びに伺ったりしてお付き合いが続き、私達の結婚披露宴にも
出席してくださいました。
スピーチをお願いしたら、「秘密のカセットテープ」というのを
持ってきてくださって会場で流したのですが、
なんとそれはあの時の「太陽にほえろ!」。
再び披露宴で笑いと拍手を頂くとは、夢にも思いませんでした。