ブエナスタルデス!

今月もまた代表ウィークが近づいてきた。
我らが日本代表は今月13日にパナマ代表と、18日に
メキシコ代表と対戦する。

日本代表にとっては久々となる中米のチームとの対戦になるが、今回は私が愛してやまないメキシコ代表について紹介していこう。

前置きはともかく、メキシコ代表の今回の招集メンバーを見ていくぞ。



※画像はワールドカップのデータベースより拝借



今回もお馴染みのメンバーで挑んできたメキシコ代表。
日本のサッカーファンからも認知されていそうな選手もそこそこいるし、そうでないメンバーもいるが
私からすれば中々豪華なメンバーである。

FW陣はロサーノ、ヒメネス、ヘスス・コロナと所属チームでもレギュラーとして活躍するエスペシアルナなメンバーが揃っている。

中盤にはアトレティコでやや燻ってはいるが、メキシコ代表には欠かせない存在のエレーラや、若手のホープであるライネス、DFではアヤックス所属のアルバレスなど欧州組も数多くいる。

そういえば先月行われた代表戦では我らが日本代表の招集メンバーは史上初、全員が欧州組というちょっと前までは考えられないようなことが起こった。
(だから何だよ言われればそれまでだが)

それに比べ、メキシコ代表は国内所属の選手も多い。

そんな中こんな興味深いツイートを発見したぞ。




そう。まさにこのツイートの通りである。
このツイートをした方とはうまい酒が飲めそうだ。

メキシコのリーグであるリーガMXは非常にレベルが高い。
メキシコのみならず中南米の代表クラスの選手も数多く所属しており、競走も激しい。
ファンの質も高く、国民はサッカーに対する愛が半端じゃない。
ダービーマッチも激アツであり、クラブアメリカ対チーバスの試合はクソほど盛り上がる。
またCONCACAFチャンピオンズリーグで優勝するのはいつもメキシコのチームであり、クラブワールドカップに出場する中米王者は必ずと言っていいほどメキシコのチームである。
最近はMLSも結構きているにも関わらずだ。

ワールドカップのグループリーグでのメキシコ代表は異常な程の勝負強さを誇り、どんなに手強い相手が同じ組にいようと必ず決勝トーナメントに上がってくる。(ここ最近はベスト16で散る事が多いが)

メキシコ人は身長こそ小柄な人が多いが、その分体幹は強く、全体的にムッチリとしたガタイのいい選手が多い。球際はとても激しいしテクニックも豊富だ。
細かくパスを回して相手を翻弄していくスタイルが伝統であり、ロサーノを中心とした一撃必殺のカウンターなんかも魅力のうちの一つ。

そう、メキシコは歴としたサッカー強豪国なのである。(サッカーファンからしたら何を今更って感じだとは思うが)

その強さの秘訣はやはり国内リーグにある。
先ほども言ったように、リーグ戦は競走が激しく毎年どこが優勝するかは分からない。

クラブアメリカが1番有名かもしれないがそれに匹敵するほどの素晴らしいチームはたくさんある。
グアダラハラやモンテレイ、ティグレス、パチューカ、プーマス、クルスアスルetc…あげたらきりがない。

環境もしっかりと整っており、サラリーも結構いいのがこのリーガMX。
当然選手達は自国に誇りを持っているので、「もっと成長するには絶対にヨーロッパへ行かないと!」
という考えに必ずしもならないのが彼らのいい所かもしれない。(ひと昔前はメキシコ代表はほぼ国内組だったし)
このように、メキシコ国内でもしっかりとした質の高いサッカーが学べるので次々といい選手が現れるのである。

一通りメキシコを褒めまくったが、少々残念な所もあるっちゃあ有る。

上でもチラッと述べたが、メキシコ代表はワールドカップで必ずと言っていいほどグループリーグは突破する。しかしそこで終わってしまうのである。

ここ最近ベスト16でコケてしまう事が多く、前回のロシアワールドカップでもトーナメント一回戦でブラジル相手になす術なく破れてしまった。(GL初戦でドイツに勝ったこともあり期待していたのだが)
2014年のブラジルワールドカップでもメキシコはGLでは素晴らしい戦いを見せた。

初戦はカメルーンに手堅く勝利を収め、2戦目のブラジル戦は圧倒的アウェーの中、GKオチョアがファインセーブを連発し0-0で切り抜け、オチョアは瞬く間にヒーローとなった。
3戦目はクロアチアを余裕でボコし見事にGLを突破。
しかしその後のトーナメント一回戦でオランダ相手に
先制を果たすも華麗すぎる逆転負けをくらい、悔しいなんて言葉じゃ言い表せないくらいの嫌な負け方をした。
なんか書いててあの頃の記憶が蘇ってきたな。

期待してるとコケたり、若干得点力に乏しいところはあったりはするが、まあそんなところも愛らしいのである。

ところでどっこい。
話は変わるが、今回招集された国内組のメンバーで私が注目したい選手を3名紹介して行くぞ。

私が注目したいのは
クルスアスル所属のオルベリン・ピネダ。
モンテレイ 所属、カルロス・ロドリゲス。
そしてティグレス所属のDFカルロス・サルセドである。

ピネダは巧みな攻撃センスを誇り、ゴール・アシスト両方に貢献できる。最近ではニューカッスル等欧州クラブからも関心を集めているそうで、将来が楽しな選手でもある。
オルベリン・ピネダ



モンテレイのカルロスロドリゲスは23歳。2018年にリーガMXデビューを果たし、現在はモンテレイで絶対的なレギュラーとして君臨している。
監督からは「まるで30歳のプレーを見てるようだ」と言わしめる程の落ち着いたプレーが持ち味。
これからのメキシコ代表を引っ張って行く存在だ。
カルロス・ロドリゲス


最後はセンターバックのカルロス・サルセド。
2年くらい前までフランクフルトでプレーしていたので結構有名かも。
強靭なフィジカルを誇っており、空中線に強い。
あとワイルドな顔立ちをしており中々のイケメンである。
私はサルセドのインスタをフォローしているが、
バリバリの陽キャという感じがして見ていて楽しい。


カルロス・サルセド




とまあこんな感じである。

欧州組ばかり目が行きがちだが、メキシコ代表は国内リーグでプレーする選手も素晴らしい選手がたくさんおり、世界で通用する選手達であると言う事を今回は伝えたかった。

日本代表との対戦成績は日本の1勝3敗と相性が悪い。
まあ日本は元々中南米系のスタイルを苦手としているところはあるが、若手中心となった日本代表がメキシコ相手にどこまでやれるか楽しみである。

日本対メキシコは
11/18日(水)AM5:00キックオフ!※日本時間

次回はパナマを紹介するぞ!

それでは最後に

¡VAMOS JAPÓN!

¡VAMOS MEXICO!