買い物ついでの投票が始まる=投票率の向上 | 若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

参院選が始まり、選挙権を有する18歳の高校生が制服姿で
期日前に投票する写真が報道されたりします。


今回の選挙では、この18歳や19歳の投票率が注目されています。


議員になって切実に思うことは、国の在り方を考えると、やはり
投票率をもっと高めていかなければならない、ということです。
今のような投票率では、どう考えても悲しいです。

私は、かねて、投票率の向上のためには、
人間行動に根差した制度が必要だと唱えてきました。

投票するため投票所にわざわざ赴くのではなく、キーワードは、
     「ついで
です。つまり、買い物のついでに、あるいは、レジャーのついでに、
投票を済ませられるということです。

そこで、前回の通常国会において公職選挙法を改正し、
投票日に、ついでに投票できる「共通投票所」を
駅や大型商業施設に自治体が設置できるようにしました。

今回の参院選から、この共通投票所を設置することが可能になったのですが、
二重投票等を防止するため、「既存の投票所」(学校など)と「共通投票所」とを
通信回線でつなげる必要があり、そのためのコストがかかることから、結果として、
この「共通投票所」を設置した自治体は、わずかな数に留まりました。

本来は、「共通投票所」を設置するまでもなく、国民の権利として、進んで投票に
出向いてもらいたいと思いますが、現実的には、こうした「ついで」発想での投票を
促すため、「共通投票所」の設置を増加させていくことになろうかと思っています。