年初の国会開会や予算審議の慌しさなどもあり、
気が付けば、いつの間にか3月も半ばです。
年々、時間が経つのが早く感じられるようになりました。
これは、自分の年齢で1年を割った分数の値が、年々小さくなっていくので、
年をとるにつれて1年が短く感じるようになるのだという、なんとなく納得
できるような、できないような説明がよく言われております。
皆さんは、どう思われますか。
ここのところ寒の戻りもありますが、バタバタと過ごしている間に
春は確実に近付いていて、気付けば菜の花が咲いています。
唐代の有名な詩の中に
年年歳歳 花は相似たり
歳歳年年 人は同じからず
という一節があります。
高校の漢文の時間に口にしたことのある人も多いことと思います。
毎年、季節がめぐってくれば、花は同じように咲くけれど、
それを眺める人々は、世が変化するにつれ、同じではない、
といった意味です。
人が変わっていくことは、いい意味と悪い意味の両方があると思いますが、
少なくとも、政治は、世の中を少しでも良い方向へ導くように努め、
その結果、人々の顔が明るく変わるようにする責務を負っています。
何より、次の世代を担う若い人たちが花咲かすような世の中であるよう
時代の移り変わり、世界情勢の変化に応じた政治の舵取りが必要です。
桜の枝の蕾を見上げながら、そんなことを改めて思いました。