法律を知らない人にも分かりやすい法律の条文を作る使命 | 若狭勝オフィシャルブログ「法律家(Lawyer)、議員(Legislator)、そのL字路交差点に立って」Powered by Ameba

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私は、日頃から4つの価値観を軸足にすることを提唱し、
その1つとして「説明責任」を挙げております。

ただ、この「説明」において重要なことは、
ただ単に説明するということに重きがあるのではなく、
説明を受けた人たちが理解して納得するように説明する、
ということに最も重点があるように思います。

先日、法務省の担当官から、最近最高裁が違憲であるとした、
いわゆる再婚禁止期間に関する民法の改正案について説明を受けました。

その時に、私は、その担当官らに
「私は法律家であるから皆様のいう事は理解できます。でも、
 大事なことは、法律家ではない人たちでも理解できることです。
 これから、あえて改正して作ろうとする条文である以上、
 法律家でない人たちにとっても理解できる条文を作りましょう。」
と申し上げて再考を求めました。

この私の意見に賛同する議員も多いかと思います。

私は、法律家であるとともに政治家です。
まさしく、法律家でない一般の人の目線に立って考える使命があります。
そのためにこそ、法律家でありながら、政治家を目指したと思っております。

確かに、法律家ないし法律に独特の表現の必要性も理解できます。
しかし、法律家である法務省の担当官の主張と、一般市民の素朴な思いを
うまく調整することこそ私の役目、いうなれば、このブログのテーマである
「L字路交差点」に立つ私の使命だと考えております。

皆様に身近な民法の「再婚禁止期間の長短」の問題、
この条文・規定の文章が今後どうなっていくかについて、
追ってご報告させていただきます。

これこそ、L字路交差点からの国会報告だと思っています。