日本では2月のこの時期、さながらラブリー週間のようになりますね。
デパートなどのお菓子売り場は女性客であふれ、男子禁制の様相を呈します。
そんな時期だからでしょうか、首都圏のある私鉄が一部の座席に、
ハート模様のボックスシートを設置する、という報道がありました。
「相合席」という、何とも愛が一杯のネーミングです!
現在、日本では少子化対策が急務の課題であり、
そのための政策や制度の構築・工夫について、
このブログでもいろいろ述べてきました。
でも、一番大切なのは、子供が欲しいと思う一組一組の男女の気持ちです。
それぞれが深く愛し合い、互いをかけがえない相手だと大事に思えれば、
子供を産み、育てたいという気持ちが自然に芽生えるのではないでしょうか。
でも、それだけでは足りないものもあります。
だから、そうした気持ちを、社会制度や税制面などから、
国や自治体、コミュニティーが、そっと後押しできることが必要なのだと思います。
いわんや、国や社会制度がそうした気持ちの足を引っ張るようではいけません。
先日、経験豊富な女性裁判官と懇談する機会がありました。
その女性判事は、
「自分のアイデンティティを変えたくないという女性がいたら、
せめて、その希望を叶えてあげられる社会がどうしていけないのだろうか。
それだけの希望です。決して傲慢な要求ではないはずです。」
と仰っていました。
選択的夫婦別姓制の話題に関するコメントでした。
そっと後押しする社会制度を私は造っていきたい。