顎関節症は、人生を狂わすほどの病気である



このことに気付くまで、私は歯医者に通い続け、坂を転げ落ちるように

どんどん体が壊れていきました。




治療に通っているのに、なぜ、歯も体も壊れてしまうのだろう?



なぜ、歯も体も壊れてしまうような事が、標準的な治療として日常的に

行われているのだろう?



なぜ、顎関節症は、身体や精神に深刻な症状を引き起こす病気だと、知られていないのだろう?



なぜ、顎関節症は治らない病気なのだろう?





私は、小児矯正を受けたことによって、顎位が後退するようになった、

舌房が狭いなどの問題が生じましたが、子供だった為に、いつから

噛み合せや顎関節に問題が起きていたのか、病気としての自覚を持つことが出来ませんでした。



その後、歯科治療を重ねていく中で、顎関節症が悪化して全身に症状が出現し、社会生活を営めないような深刻な状態に陥りました。



顎関節症が原因で出ている体の症状は、医師の医療では治らないものであり、病院をたらい回しになるというのが特徴ですが、何とか治る方法がないものか、自分の体調と相談しながら調べる中で、見えてきたことが歯科医療水準の低さでした。



しかし、自分の受けてきた歯科治療を鑑みると、ただ『水準が低い』と

いうだけでは済まない、深刻な問題がそこにあると思うのです。



病気を癒すこと、健康を守ることが、医療であるはずで、私は治療を

受け治すつもりで歯科治療を受けてきました。



でも、治療を受けたはずの私は、歯ばかりか体まで壊れてしまいました。



いつまで経っても治らない、治せない、気がおかしくなりそうな全身の

激痛と不眠。体の部品が一つ一つ壊れていくように、体が動かせなく

なっていく恐怖。病気を理解されない孤立感。そして、やったら、やりっ放しの歯医者。



顎関節症では、普通の精神状態を保つのが難しい程の、過酷な状況

から、絶望したり、うつ病になったりして、自殺する方もいらっしゃると聞きます。



人々の健康を破壊する行為を、医療として認めている国家とは一体

何なのだろう。



私はいつか体を治そう、健康に戻そうとあがいてきましたが、顎関節症は、国のシステムの枠内で、起こるべくして起こっただけだという現実に、深い虚無感を覚えました。



歯は体と関係がない。歯は体の一部ではない。という誤った考え方の

まま、歯科医療は突き進み、溜まりに溜まった膿が噴出すように、今、

社会の中で問題が表面化しているのかもしれません。




咬合異常、顎関節症を引き起こしているのは、歯科治療によるものだと知ったものの、難治である、咬合異常、顎関節症をどうやって克服するのか、時間ばかりが経過し、私は困っていました。



もう医療機関に期待は出来ないと諦め、軽い気持ちで、体が痛いので、それが少し和らげば良いという程度の動機で、始めた気功によって、

私は運良く健康を回復することが出来ました。



当初は、気功で顎関節症までが改善していくとは考えておらず、最初のカウンセリングでは、顎関節症のことは、話しにすらあまり出しませんでしたが、始めてみると、これまでからは考えられないような、短期間での健康の回復がありました。



特に、酷い体の痛みから解放され、心が和らいだのが嬉しい限りでした。



現在は、長期間の体のダメージがまだ残っているので、完全な健康体を目指して日々、気功をしています。






これまで、インターネットや本の中で、ご自身の体験を語ってくださった方、自費出版までなさって体験を伝えてくださった方、顎関節症に苦しんだ経験をお持ちの方々が、歯科医からの情報だけでは知り得ない情報を、一般に提供して下さったおかげで、私は今日に至ることが出来たと思っております。



微力ではありますがご恩返しのつもりで、私も自分の体験をブログに書き始めました。



振り返ると、子供の歯というのは、未来を大きく左右するものなのだと

痛感致します。



私のような症状の方がこれ以上増えないこと、現在、症状に苦しまれている方がいらっしゃれば、少しでも早く、痛みから解放され、心と体の

健康を取り戻されることを、お祈り申し上げます。