お風呂でグッズを試した私は、もっと確実な体感を求めてみようと思いました。

『海のなまみ』の使い方には入浴以外の方法があるようで、足湯のように体の痛む箇所だけを、『天のまなみ(水)』『海のまなみ(塩)』を入れたお湯につけるという使い方が紹介されていました。


温熱療法のように使えるってことかな。

手をひたしてみようか。


私は顎関節症を発症して咬合異常になってから、筋肉の力が出なくなり、何をするにも体を痛めやすくなりました。


この頃は料理を作るのが重労働でした。

左手があまり使えない状態だったので、右手だけで作業をすることが多かったのですが、調理を終えて食事を始めるころになると、右手まで動かなくなってきました。

箸を持てなくなり、無理に使おうとすると痙攣をおこすので、スプーンを使いました。

しかし、親指でスプーンを押さえられないので、手のひらと残りの4本の指でスプーンを握るようにして使いました。

魚の料理などは、骨が取り分けられないので、母にお願いして魚の身をほぐしてもらうようにしました。


そんな食事の後の最悪のコンディションの手を、『天のまなみ(水)』『海のまなみ(塩)』を入れたお湯につけて、温熱療法として使えるか試そうと思ったのでした。


続くかたつむり