私の裁判の日が来ました


紙にまとめてみたものの

頭の中はこんがらがってる


えーい!

こんなもん見るから

頭ん中がおかしくなるんだ!


…と、紙をバックにしまいました


私が逮捕される最後まで一緒にいた

お友達も傍聴に来てくれました


弁護士と約束した場所で待っていたら

呑気に5分前に来やがった


大丈夫この人?

私の事弁護できるのか?


頭の中はそればっかり



人生初の裁判

経験したくもない裁判

緊張しっぱなしで

手が震える


裁判するお部屋?

なんて言うんだ?

わかんないけどその前で3人で待っていたら

既に傍聴マニアさんがふたり居ました

コロナだから人数も少ない



時間ちょっと前に

中から女性が出てきました


こちらへどうぞ…



弁護士はスタスタと中へ


私は一度止められて

金属探知機で検査を受ける


あー

留置所を思い出した

凄く嫌な気分


そして弁護士の隣の席に座った



すぐに裁判官が入ってきました



被告人は

前に出てください


震える足で

証言台の前に立つ


住所に名前を述べると

座ってくださいと言われた


先に検事さんから

事件についての総まとめ


そして私は裁判官からの

質問に答える


目の前にはカメラ

そしてマイク


話してるうちに

緊張が解けてしまって

スラスラと話すことが出来た


本番に強いタイプ


検事は

懲役1年半を求めるだかなんだか

そんな事を言っていた


コノヤロー

(╬ಠ益ಠ)フン!



そこで私の弁護士の登場


逮捕されて反省していること


逮捕されたことによって

家族がバラバラになってしまったこと


自分の意思で覚醒剤をやった訳ではないこと


私の親代わりだった親戚が

留置所にいた時に亡くなってしまったこと

逮捕されていなかったら

手術も延ばすことがなく

もしかしたら助かっていたかもしれなかったこと


これを考慮して

情状酌量の余地を求めます!!!


こんな感じで裁判官に言ってました


おー

中々やり手だな

頼りないと思っていたけど

すげー説得力ある!




裁判官はまたいろいろと私に質問をし

最後に、あなたは今思えばあの日

どうするべきでしたか?と聞いてきました



何をされても

裸の状態でも

逃げるべきだったと

今になれば思います


私は告げました


これからまた同じような場面に遭遇したら

あなたはどうしますか?


一言、逃げます



そして判決…



が出るのかと思ったら


次回に繰り越します…と



え!?


1日で終わるって言ったじゃん



もうこんな所来たくないよ



って思ってたのも虚しく



裁判はまだ続くのでありました