★トキメキ乙女日記★-201012131511000.jpg
 
 
 
★トキメキ乙女日記★-9987.gif12月13日 午後。
病院到着後、外来でもう一度診察を受ける。
順調に子宮口を開いてお産に移れるようにバルーンを挿入。
その際、翌朝になっても有効な陣痛が来なければ促進剤を使いたい旨を伝えられ、またちょっとパニくる。
ギリギリまで待ってくれるとは言うものの、必要かもしれない状況になってしまった自分に凹みつつ病棟へ。
主治医や担当の看護師さん、助産師さんに
 
『ちゃんと産めるんだから大丈夫。薬を使ってもちょっとした手助けにしかならないんだから、自分でしっかり産むんだからね。』
 
等々励まされ、泣きべそ。
ふにゃふにゃな精神状態のままモニターを付けられベッドに横になって陣痛やおなかの張りが来るのを待つ。
元気な心音が聞こえてきたことでちょっと安心した。
18時30分頃。
軽い破水あり。
量からして上の方が破けての破水とのこと。
 
20時過ぎ。
実家から出て来てくれたおばぁたまとママンが到着。
病院の面会時間を過ぎていたため、旦那氏に通用口まで迎えに行ってもらった。
2人の顔を見た途端安心してまた泣きそうになったが、分娩が差し迫ってるわけでもない時間外だったためまったり出来ず
 
『何かあったらすぐ来るからね』
 
と旦那氏と3人で帰宅。
 
その後しばらくウトウトしたり、メールをしたりして過ごす。
(病室がケータイOKで良かった!)
 
23時30分頃。
なんだかお腹が痛くて目が覚める。
生理痛に似た感じで、痛くなったり治まったり。
なんだろうと思いながらウトウトすること3時間あまり。
定期的に痛いことにやっと気付いてナースコール。
助産師さんが来てくれて時間を計ると6分間隔!
 
『すぐにコールしてくれたら良かったのに~。1人で心細かったでしょ。』
 
と言われ、また泣きそうになる。
このまま順調に行けば早朝には産まれるかもと言うことで家族に連絡。
家に泊まってくれてたおばぁたまとママン、それから旦那氏がソッコーで来てくれた。
 
が。。。
そこから一向に進まず、停滞。
子宮口は8cmまで開いてるが、どうやら予測よりベビやんが大きく、はまってはいるがなかなか降りてこれてない模様。
このまま待っていても母子共に疲労するだけとのことで、陣痛促進剤の使用が決定。
 
★トキメキ乙女日記★-9987.gif12月14日 9時半頃。
陣痛促進剤の点滴がスタート。
今までの進み具合と薬液の量からするとお昼辺りに分娩の予定と言われる。
点滴をしているだけなので動きの制限はなし。
病棟内を散歩したり、軽くスクワットをしてスムーズに進むように頑張ってみる。
 
11時くらいから痛みがだんだん強くなり、痛くて笑えてくる。
麻酔を使う可能性もありだったので、分娩室ではなくLDRに入る。
LDRは広めだったので、旦那氏だけではなくおばぁたまとママンも立ち合えることに☆
 
モニターをつけ、導尿もされ、いよいよ近づいて来た感。
主治医も来てくれて、痛みもお尻がひっくり返る感じに(失礼)。
子宮口も最大に開いたようで、
 
『次に波が来たらいきむからね~』
 
と言われる。
前日、入院時に担当だった助産師さんも来てくれ、あまりにお尻を気にする様子を見てお尻を押さえてくれる。
おばぁたまに頭を撫でられ、ママンに一緒に呼吸をしてもらい、旦那氏に手を握られ、
ホントに贅沢極まれりな状態でいきむこと数回。
 
『あと何回っ!?』
 
と泣き言を言い、3回以内との答えに、
もう耐えられない、やるしかないと腹を括ってお尻がひっくり返ってもいいやと思い切りいきむ。
会陰切開もされたらしく、
 
『なんか違う痛みがあるんだけど~』
 
と喚きつついきんだ。
と。。。
 
『頭が出たよ~。もういきまなくて大丈夫。』
 
と言われて全身脱力。
かと思いきや、
 
『ごめん!もう一回いきんで!』
 
どうやら、大きめベビやんは肩が引っ掛かってスルリと出なかったらしい。
泣きのもう一回。
気を抜いたところからのもう一勝負はしんどかった。
 
出てきたベビやんはすぐに緑のシートごとおいらの胸へ。
血だらけで、こわばったように泣いて動く、なんだか小さい生き物。。。
可愛くてしょうがなかったとか涙が出たとか聞くけど、正直、不思議な生き物と思った。
でも、その小さな生き物であるむちゅこ氏が元気にこの世に出てきたんだと思ったら
 
『ようこそ。』
 
と言ってた。
周りの人には笑われたけどw
 
その後、体を拭いたり処置をするのでむちゅこ氏は脇の処置台へ。
旦那氏もiPhon片手にむちゅこ氏の元へ。
(おいコラ。)
 
2010年12月14日 13:43。
身長55.5cm、体重3540g。
 
ちょいと大きめでむちゅこ氏がやってきました。
(予測では3000gだったのになぁ。)
陣痛から分娩まで12時間ちょい。
安産だったらしく『素敵なお産でした~』などとお褒めの言葉をいただいたり。
安産だったのか、素敵だったのか自分じゃよく分からないけど、
その時を思い出してもイヤじゃないから良かったんだと思う。
でも、当分出産は遠慮しまっすw
 
 
個人的な話に長々とお付き合いいただきありがとうございました★トキメキ乙女日記★-9982.gif