皆様、こんにちは!
和漢サプリメントの専門店「和漢メディカ」専属薬学博士のドクターTeiKenです。
今回は「白髪になる要因とは何か」ということを明らかにしていきます。
現代医学では、白髪の原因が「メラニン色素の不足」であるとはっきり証明されています。
メラニン色素は東洋医学では「黒色素」といって、文字通り髪の色素になる物質ですから、これが欠乏すれば髪が白くなるのは当然です。
ですが、これだけでは白髪の正体を説明したことにはなりません。
原因はもっと深い所にあるのです。
髪の毛を科学的に研究した結果、頭皮の毛細血管から「毛母」という髪の根元へ、絶え間なく血液が送られる事で髪が成長するということが明らかになりました。
この血液の流れが何らかの理由で止まったり、弱まったりすることで白髪は発生します。
血液は、メラニン色素を含め、髪に必要なさまざまな栄養分を運んでいるのですが、その栄養が滞るために元気を失い、白髪になるというわけです。
髪は植物ともよく似ています。
健康な草木は地中から沢山の栄養素を吸い上げています。
その結果、いきいきとして葉や枝にしなやかな弾力を持つようになります。
反対にその力がなくなった老木は、枯れかかり乾燥して固くなるわけです。
髪もつややかで黒いものは、弾力に富み、コシがあります。
白髪でも触ってみるとわかるように、ピンと立って固くなっています。
これは生きてはいるものの、枯れ果てる寸前であることを示しているのです。
ですから白髪を黒く蘇らせるためには、髪(毛乳頭)に十分な血液を送り、たっぷりと栄養を与えてやることが必要なのです。
もちろん、汚れたドロドロの血液では、白髪が黒くなるどころか抜け毛になってしまいます。
つまり、血流を改善して髪に十分な栄養を送ることで、白髪を元の正常な状態に戻そうというのが白髪に対する漢方の考え方です。
次回ではもう少し白髪になる原因について詳しくお話してみようと思います。
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