手術前検査が終わり、午後から主治医の説明。
呼ばれて母と診察室に入りました。
~ここで母に今回の手術について話した経緯を~
昨年からもの忘れが段々激しくなってきた81歳の母。
6年前の乳がんの時は、心臓の弱い母を心配させたくなくて、病気のことをどう伝えようかとかなり悩みました。結局、主治医に丸投げしたのですが。
そして、今回はすぐ忘れてしまう母に刺激を与える、と言ったら語弊があるかもしれませんが
日常ではないイレギュラーなことを母の生活に取り込みたくて、早い段階から話はしていました。
が、やはり忘れます。まぁそれまでは、現実になっていなかったからかもしれません。
入院&手術が現実のこととなった今では、そのイベント自体は覚えてくれています。入院期間や手術日などは何度も聞かれますが
今回の主治医の説明も、母の脳の刺激になったらいいなぁという感じて考えていました。
さて、話を戻します。
診察室で母と先生が挨拶を交わしたあと、先生から、
1.今の私の副鼻腔の状態
2.手術の方法
3.手術のリスク
について、かなり詳しく具体的に話がありました。
そう、予想以上に細かくわかりやすく説明いただき、
予習しまくっていた私は、「ああ、そうするんだ!」「ああ、そういうことか〜。」と、とても納得でき、興味深く面白い内容でした。もちろん、怖いけど
でも、隣の母をふと見ると、とても辛そうな顔をして聞いている・・・。
そりゃそうですよね。
・私の顔の右半分が炎症でおでこまで真っ白になっている画像。もちろん、母は初見。
・副鼻腔炎の手術が、鼻から広がる部屋の入口を、言ってみれば破壊するような感じで広げること。
・鼻中隔を真っ直ぐにするのに、片側の鼻の穴から少しずつ粘膜を切り開いて、真ん中の骨を取り出すこと。(骨取り出すって凄いですよね)
・私はおでこまで真っ白で炎症があるので、かなり奥まで処置が必要。目の骨や脳から2~3mmのところまで触ることになるので、起きうる目や脳の障害とその対策について。、
・鼻の見た目が変わる可能性もかなり低いがゼロではないこと。
などなど(詳細間違えているかもしれません)、
先生ドSですか?と思うくらい、
まあかなり細かく話されたのです。
もちろん、リスクに関して、
起こすつもりは無いし、今までもないが、
可能性がゼロではないということを言われました。
先生の話を聞きながら、
これ、母を連れてきたの失敗だったかも
と思いながら、ちらちら母を見ました。
隣で心臓発作を起こしたらどうしようと心配になったので。
とりあえず、最後までちゃんと座って聞いてくれていました
先生には質問をしました。
(回答書いてますが、聞き違いしてるかもです)
1.副鼻腔の各部屋への入口を広げるだけで、今ある膿やら腫れ上がっている粘膜やらは、消えるのか?
→約3ヶ月かけて、なくなっていく。(時間かかりますね〜)
2.また副鼻腔炎になる可能性はあるか?なっても今よりは軽く済むか?
→なる可能性はある。程度はその時にならないとわからない。(少しはマシになると思いたい)
3.持病のアレルギー性鼻炎について、この手術をすることで変化はあるか?
→ない。(これがちょっと残念でした(笑))
4.術後の口呼吸が苦しそうでパニックにならないか不安。
→止血のためにどうしても48時間はガーゼで押さえて固定する必要がある(鼻中隔矯正術)。なので、完全に両鼻密閉されるので、万一の時は、○○先生(心療内科)に連絡する(笑)と。
(心療内科にかかってて良かったよ・・・)
私としてはより理解が深まったし、
いろんなリスクがあったとしても、全身麻酔中は先生にお任せするしかなく、
なにか起きてもそれはそれで仕方ない。
そう思っていたので、満足した説明でした。
が、
母は診察室から出るとよろけるくらい、ぐったり。。
乳がんの時の説明の方が、まだ、母にはマシだった気がします
多分、この内容は夫が聞いても、無理だったかも(笑)
でももしこの手術を娘が受けるとして、
私が話を聞いたとしたら、同じくらい心配でたまらなくなると思います
本人より家族の方が辛い。。。
その後、入院の受付センターで手続きを済ませました。
嬉しかったのは、前回と同じタイプの部屋になるということ
好きなんです、ここの病室が
ほっとしたところで、会計へ。
なんと、
4,120円でした
ちなみに、6年前の乳がんの術前検査は、
40,280円
※その時のことはこちら↓
ガンの重みを改めて感じます。
後は、とにかく地獄の術後を耐えて乗り越えるのみです。ガクガクブルブル。
そして、母はその後毎日、私に体調はどうかと電話をしてきます。心配なんですよね(ショックを与えてごめんなさい)。ありがたいです
入院してからの話は、またいろいろ落ち着いてから、少しずつアップしますね。