昨年から、もの忘れが目立ってきた母。

今年に入って、かなり攻撃的な口調になって、

月日の経過とともに、もの忘れの度合いも進んでいます。(最近は攻撃的な部分は落ち着いています。)


また、母が6月に心不全で入院した時には、

全盲の父の生活をサポートする必要がでてきて、

いろんな負担がどっと私にかかってきました。

(弟は遠方住みなので)


いつかこんな日がくると思っていたけれど、

実際に始まったら、それこそ、

想像以上にしんどい。


まだ、身体の介護をしているわけではなく、

大したこともしてないのに。


それで、このブログにも何度も愚痴を吐き出したり、

お先真っ暗のようなことをつらつら書いてしまいました。


でも、

どうにかしてそんなしんどさから逃れたい。


そこで、

なぜこんなに不安でしんどいのかと考えてみました。


すると、

介護の具体的な情報をもっていない

ということに気づきました。


私は先のことがある程度見えていないと不安でたまらなくなるので、

どんな時でも情報入手は必須なのです。

(だから、病気や検査、手術のことも具体的に知りたくなるのですてへぺろ


そこで、いつも夕飯後の茶碗洗いの時に聴いていた

音声配信アプリのVoicyで、

介護関係の番組がないか、検索してみました。


すると、ヒットしたのがこちら。

『ちょっと気になる?介護のラジオ』工藤広伸


第1回から聞いてみました。


この工藤さん、東京に住んでらっしゃるのですが、

岩手でひとり暮らしをしている認知症のお母さまを、

通いで遠距離の在宅介護をしている方なのです。


また、お母さまの介護の前にも、

お父さまやお祖母さまを介護されていたと。


最初1.2回聴いた時は、

工藤さんの介護経験が私にはとても真似できないと感じて、

やっぱり、介護って大変だよな、重いな・・・

と思ったのですが、

でももう少し詳しく聴きたい思いも捨てきれず、

それから毎晩聴きました。


そうすると、今までガチガチに思い込んで描いていた介護のイメージが少し変わり、

肩の力がふっと抜けたのです。


また、くどひろさん(工藤広伸さん)の語り口がやさしくて、話すスピードもちょうど良くて、

自分できつくガチガチに締めていた心がほぐれていくのがわかりました。


なにより、

毎回の放送の最後で必ずくどひろさんが言われる言葉に、

しんどかった気持ちが救われたのですキラキラ

(気になる方は、ぜひ聴いてみてください!)


以後、ほぼ毎日、

この番組を聴いています。

最近は、古い順から聴く日と、

新しい順から聴く日と、交互にしながらウインク

最新の情報もキャッチしておきたいので。


離れて暮らす親の介護に役立つものの紹介も時々あるので、ためになります。


そして、とうとう本まで買っちゃいました。



まだ読めてないので、入院中にじっくり読もうかなぁ。



ブログも書かれています。

ひとりでがんばらない 40歳からの遠距離介護


でも、家事をしながら聴けるVoicyが、

私には1番ありがたいです!



もし、私と同じように、

親のことで暗く重く悩んでいる方がいたら、

ぜひ、このくどひろさんのVoicyの放送を

いくつか聞いてみてくださいニコニコ


各家庭や人それぞれで考え方は異なるので、

自分が1番納得できる方法で、

親と向き合えることが大切なんだなと感じます。



そして、くどひろさんの放送でもあったのですが、

「誰のために介護をするのか」

ということ。


私も、

「自分のため」

にしています。


何もしなかったら自分が深く後悔するのがわかっているので、

そんな自分にしないために、

しんどくても、

時には面倒でも、

今できることはしておきたい、と思っています。


でも、

1番は自分たち家族の生活

2番が親の生活

という順番は、忘れずにいたいです。

(と言いつつ、やっぱりちょっと無理しちゃいますがあせる


そして、時々思うこと。


うちの両親は2人とも親の介護を全く経験してないから、私は

親が経験していない世界を見ている

という謎の自負心(笑)



以前読んだ、映画監督の信友直子さんが書かれた『ぼけますから、よろしくお願いします。』という本に、こんな言葉が紹介されていました。


「介護は、親が命懸けでしてくれる、最後の子育てだ。」


人が老いるということを、親が全身で教えてくれている、そんな気が私も日々しています。


ちなみに、娘に話すと、

「そんな子育て、いらんよね〜」

と言ってましたが(笑)



※Amazonプライムで続編もあわせて見られますが、何度も涙してしまいました。

『ぼけますから、よろしくお願いします。』公式サイト

「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん」