〈⑥再検査〉
2017年2月中旬
再検査を無事終え、ちょいちょい痛むなぁと思いつつも、
翌日からは
食事会の日々
そのほとんどが、前の週に辞めた会社の友達と
スタッフはみんないい人たちだったんです。
社員がね…
ただ、再検査の翌日だけは、違った意味の大切な食事会でした。
前の前の会社で一緒に働いていた友達、
お互い辞めてからも、何度もご飯を食べたりしていたのですが、
彼女が同じ病気の先輩だと知ったのが、昨年の秋。
その頃、まだ私もしこりを見つける前でしたが、
びっくりでした…。
で、今回こんな流れの真っ只中にいる私。
再検査の前に彼女に連絡をとり、事情を説明すると、
とてもとても心配してくれて…。
いろいろ詳しいことを教えて欲しいとお願いしたところ、
忙しい中、仕事が終わってから時間を作ってくれて、
再検査の翌日にファミレスで久しぶりに会いました。
彼女の顔を見てホッとした私。
そして、数年前に終えた治療の流れを聞き、
病院のことも教えてもらい、
とても力をもらいました。
食べながら、注射の話や手術の話などさせてしまって、
申し訳なかったなぁと思ったりもしました。
別れてからも、辛かったことを思い出させてしまったんじゃないかと気になってしまって、メールで謝ったり
でも、全然そんなことないよー!と言ってくれて。
いつでも何でも聞いてねと。
彼女のおかげで、今の私があります。
本当にありがとう
再検査の結果を聞くときに、
きっと総合病院への紹介状を書いてもらわないといけない。
なので、それまでに病院を決めておかねばと思っていました。
彼女から、明るくて前向きなお任せできる先生だよと聞き、いろんなエピソードを聞いても、ビビリの私が安心できそうだったので、同じ病院にしようと決めました!
実はもう一人同じ会社にやはり同病の先輩がいて、
彼女も同じ病院だったんです。
二人も経験者がいるというのは、とても心強いです。
(その先輩とは、後日、手術の前に3人で集まってお食事しました。)
本当は病院の実績を調べたり、いろいろ情報を得てから
病院選びをするのかもしれませんが、
経験者の感想が何より心強いと思ったので、一切迷わずその病院にしました。
先生は一人しかいないので、そこに行けば必ず同じ主治医になる。それも安心の一つでした。
そんなふうに、この日いろいろと覚悟ができ、
夫にも伝え、この病院を紹介してもらうと話しました。
今思えば、夫はこの時まだ悪性とは考えたくなかったのでしょう。
しきりに「大丈夫と思うけどなぁ」と言っていました。
私は逆に、左胸のもやもやが気持ち悪くて、
もう胸全体に広がっていることを想像していました。
全摘は痛いだろうなぁ…
覚悟は決めたものの、その痛みに自分が耐えられるのか、それが気がかりでした。
〈⑧告知の日〉