こんにちは、まきょです:)

今話題になっている本です。

『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン著

スマホに依存している自分を戒めるために購入。

読み終えて3日ほど経ったのですが、

自分の行動が変わってきました。

何を変えたかと言うと

・寝るところにスマホを持っていかず、リビングに置くようにしている

・在宅勤務の日は、朝ランニングをする

習慣化するまでは時間がかかりますが

この本を読んで、スマホの怖さを知ったので、

きちんと行動に移せています。

覚えておきたい箇所を残しておきます。

p.8 私たちを取り巻く環境と、人間の進化の結果があっていないことが、私たちの心に影響を及ぼしているのだ。

p.9 (私たちの脳は)生物学的にはサバンナの時代から変わっていないという事実が重要な鍵だ

p.10睡眠、運動、そして他者との関わりが、精神的な不調から身を守る３つの重要な要素だ

→この部分が、この本の根幹です。

つまり、私たち人類の進化と昨今のデジタルな環境がミスマッチしていて、

だから心と体のバランスが崩れるんだ、と。

その解決法が、睡眠・運動・人との関わり。

p.82 一方で、スティーブジョブズの10代の子供は、iPadを使って良い時間を厳しく制限されていた。ジョブズはみんなの先を行っていた。テクノロジーの開発だけでなく、それが私たちに与える影響においても。

→これ聞くと絶望感ハンパないよね。創設者が子供にスマホ制限してるんだもん。あぁ。

▼集中力に関して

p.93 集中力も作業記憶も、複数の作業を同時にしようとすると悪影響を受けるようだ。-スマホには、人間の注意を引きつけるものすごい威力がある。その威力は、ポケットにしまうくらいでは抑えられないようだ

p.96 10年前と同じように本にのめり込むのは難しい。集中を要するページにくると、スマホに手を伸ばしたい欲求に駆られる。もう昔みたいな努力は出来なくなったようだ。多くの人が同じような経験があるはずだ。気を散らされる存在が当たり前になると、それが存在しない時でも強い欲求を感じるようになる。

p.100 SNSやニュース速報などを次々にチェックして、間断なく脳に印象を与え続けると、情報が記憶に変わるこのプロセスを妨げることになる。

p.101 デジタルな娯楽の間を行ったり来たりするのは、情報を効率よく取り入れていると思いがちだ。だがそれはあくまでも表面的なもので、情報がしっかり頭に入るわけではない。それなのに続けてしまう「原動力」は、そうする事が好きだから。そう、ドーパミンが放出されるからだ。

→ほんっと集中できない。気がついたらスマホに手がぬい〜んと伸びてる。

それは学生の時ほど打ち込む対象がないからか、と勝手に落とし所をつけていたのですが

スマホや。原因は。

そしてこの現象は私だけでなくみんなそうなんだ。

▼SNS関係

p.135 人間は先天的に、自分のことを話すと報酬がもらえるようになっている。

p.148 それ以外の場所で他の人からしっかり支えられている人は、SNSを社交生活をさらに引き立てる手段に、友人や知人と連絡を保つまでの手段として利用している。そうした人たちの多くは良い影響を受ける。

対して、社会生活の「代わりに」SNSを利用する人たちは精神状態を悪くする。

p.159 facebook、スナチャ、Twitter各社の製品は、あなたが自由にメッセージや画像をシェアし、デジタル承認欲求を満たすプラットフォームそのものではない。

「あなたの注目」こそが、彼らの製品なのだ。それを様々な広告主に転売できるよう、メッセージや画像、デジタル承認を使って注目を引く。無料で使えてラッキーと思っていたら、大間違いなのだ。

→SNS世代なので。突き刺さる。

SNSってほんと使い方と心の持ち用を一歩間違えると、精神病になりそうになる。

ストーリーに載せて1分で消したり、30分くらいかけて投稿内容考えて、投稿する直前で消したり。笑

アホやなぁ、と思いつつ、抗えない自分がいる。

そして、広告との絡みね。

私、広告会社に勤めてるから、もう辞めたくなったよ。笑

まるで悪役だよね。

SNSとかの利用者が増えれば増えるほど広告の価値が上がる、お金が発生する、利用者はタダで使える→抜け出せないループ。

どうやったらこなループがなくなるんだろね？

一番ゾッとした文があります。

p.128 比較は喜びを奪う。

ーセオドア・ルーズベルト

ひっっ！

▼解決策　運動と睡眠

p.210 WHOによれば、現在10人に1人が不安障害を抱えている。興味深いのは、よく運動をしている人たちはそれほど不安障害が見られないことだ。

運動やトレーニングをすることで、不安から身を守る事ができる。

p.235 睡眠を優先し、体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分をさらし、スマホの使用を制限すること。個人的なはもっと多くの人が心の不調を予防する事が解決策だと思っている。

→これに尽きるそう。

や、昔から色んな人が言ってることだけど

初めて、自分ごととして考えて行動に移してる

そもそも、この本を読んだのが

親に言われたからでもなく、

自分自らがスマホに侵されてる危機感を感じて手に取って読んだ。

そして数々の頷けるスマホによる自分への影響。

それでもスマホを使いたいなら構わないけど

私は人間らしさとかを大事に生きたいと思ってるから

このままじゃダメになってしまうって心から感じた。

そして、解決策がむーーーちゃ簡単。

薬とか精神科に頼らなくてもいいんだよ。

よく寝てよく動いて、人とのミュニケーションをとる。

難しくさせてるのはスマホがあるから。

なんかスッと自分の中のガチャガチャしてたのが片付いた感じがしました。

これは全人類が自分ごととして考えなきゃいけない問題。

そして、1人ずつ気がついて

改善の方向に向かえばいいなぁ。

せめて、自分だけでも元気にやってこ！

と、ひっそりと決意しました。笑