こんばんは、まきょです:)

最近読むペースがゆっくり。


ゆっくりゆっくり噛み締めて読んだ本の紹介です。


『センス入門』松浦弥太郎 著


そもそもこの本を読もうと思ったきっかけから。

自分を知ろう系の本やYouTube見てると
自己分析の方法に、
「相手にイラっとすること、なんでそんなことも出来ないの?、と思うことは、
自分が当たり前にできている強みである」
というのがあった。

ほう。

そこで考えてみたんだけど、イラッとはしないんだけど、
食べ物の写真の撮り方とかプレゼントの選定や渡し方とか
他の人を見ていると、なんで工夫しないんだろう??
と疑問に思うことがある。

食べ物や風景はただ撮るのではなくて
なんとなく構図にこだわりたいし
意味ないことだけど上手い構図で撮れたらやっぱり加工したい。
そしてインスタに載せたい。

プレゼントも人と同じはあげたくない
(ありきたりな入浴剤など、、)
その人との思い出を思い返して、ああこれ好きそうだな!という一品をあげたい。
ラッピングも可愛くしたい。なんなら手紙も添えたい。

でもこれ強がりとか押し付けとか見栄っ張りとかではなく
当たり前のように湧き出る感情と行動。

なるほど、これは私の強みなのか。

綺麗なものをインスタにあげてるからか、
友達に「センスいいねー!」とたまに言われる。

んん、そんなつもりではないんだけど。。

あれ、これってやっぱり私の強みなのかな?
って最近思うんです。


そんなことを考えてたら
大好きな松浦さんの本でまさしく気になるタイトルの本があって
すぐメルカリで買いました笑

前置き長くなりましたが
自分の感覚に触れることがたくさん書いてあって
読んでて気持ち良くなりました。

センスを磨く、そもそもセンスとはなんぞや、という問いに
松浦さんか優しい言葉で語ってます。

▼センスの良さとは。。

p.140 センスの良さとは、止まるところを知らない、バランス感覚なのだと僕は思います。
言ってみれば、毎日毎日動いて形を変えているみたいな感じですよね。
…持っては捨て、覚えては忘れる、それを繰り返してきた今、唯一これだけ言えるのは、
自分が変化を止めずにいることが大切だということです。

p.155 はじめは、好奇心を持って、素敵なものや美しいものを見つけて、よく見て、よく触れて、真似してみる。
そして、自分のもとにめぐってきた幸運は、他の人にも受け渡していくことです。
それしかセンスの良くなる方法はありません。

→一つのものに固執せず、こだわりを持ちすぎず、色んなものに触れて感じることが
センスを磨くのだなぁ。
しかも、それを手放したり人に受け渡すことも大事。
センスがいい人って、確かに自己満のセンスを感じつつも、必ず人を魅力する側面があって、
ナチュラルに対人を意識してるから、あの人はセンスがいいなぁと思うのかも。

▼センスを磨く=経験する

p.20 意外にみんな人のことを見ていないものですし、たいして気にしてもいません。だから、ゆるやかに構えて、素直に心を開き、無邪気に色んなものを見たり感じたりすれば良いと思います。

p.51 みんながいいというものや、誰かが勧めてくれたものは、時間が許す限り経験しておくべきだと僕も思います。それをするかしないかの差は、本当に大きいと思います、

p.60 失敗の経験というのはとても重要で、失敗がないと良いものはわからないのです。
…だから失敗をたくさんしている人はセンスがいい人だと僕ははっきり断言できます

p.98 はじめから自分を弱者に仕立てて、はなからスタートラインに立たない、だから大きな失敗もしない、そしてとりあえず及第点を取るというのが僕の幸せなんですというやり方は、一番いけないことだと思っています。

p.119 「知らないこと」の格差は、実は意外と大きいものです。別に知らなくても、生きていけるし、一生を終えることができるのですが、それでもやはり知っておくべきことというものがあると僕は思っています。
ただそれを、「自分はいいや」と言って、知ることなく、七十年あまりの人生を終えるか、人生のなかで、ひとつでも多く学んでいこうと思うかの差は大きいと思うのです。

→つまるところ、センスを磨くには、いろんなことを経験するしかない。しかも失敗もせよ。

個人的に、自分を弱者扱いしてスタートラインにすら立たないで大きな成功も失敗もしないのが幸せ、というのは危険、という箇所が
考えさせられた。 

言い訳ってしたくなっちゃうし、
私繊細さんに近いからストレス耐久もないし、
頑張りすぎちゃうし、
、、、と結構弱者にしたがり。
でも、成功したいから頑張る!はピンとこないけど
センスを磨くためなら、色々経験してみたい!なら、頑張れそうな気がしてきた。


▼私の好きな考え方

p.90 誰も見ていないけど、神様というのはきっと見ているだろう、といつも思っています。

わー。
私が小さい頃からずっと大事に思ってきたことを
松浦さんも思ってたみたい。

昔から私のバックには神様がいる感覚があります笑
だから悪いことも、どこかで必ずみられてて
罰が与えられると思ってしまう。

逆も然りで、人に見られてなくても頑張ったり人のためになるようなことすれば
いつか神様がご褒美をくれる、と。

私この感覚って自分の行動の原点で
自分の子供にも持ってもらいたいな〜て思います。


今までセンスの良さって意識して生きてきたことないけど
この本を読んで、ああこのまま生きていけばいつか形になるんだ!とスッキリした。
おしゃれになりたい、とかではなく
ああ、あの人、なんか素敵だよね、
という「なんか」の雰囲気を出せる女になりたいです。 

うむ。良い本だった。