こんにちは!
私がブログを通して、日本の皆様へ伝えたい!
と思ったきっかけとなった
目からウロコが落ちる
自閉症スペクトラムや発達に凸凹があるお子さんへの接し方について
説明している記事を
「私の体験記」という
3テーマにまとめました。
私の根本はここですので、
ぜひ、このテーマの記事を読んでいただきたいです。
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今日もこちらのテーマのシリーズの続きです。↓
今日は、
同じくBright and Quirky Online Summitから
Kieran Roseさんの
インタビューをまとめてみました。
キーランさんはイギリス人で、
23歳の時に
自閉スペクトラムの診断を受けました。
奥様と3人のお子さんがいて、
3人のお子さんのうちの2人は
自閉スペクトラムの診断を受けています。
激しい痛みを伴う感覚過敏や
メニエール病、
Selective Mutism
場面緘黙症(正式には「選択性緘黙」)
も併発しているキーランさんですが、
すべての自閉スペクトラムの人の
権利のために、
常に活動をつづけています。
こちらがキーランさんのウェブサイトです。
https://theautisticadvocate.com/about-kieran/
実はキーランさんと
おとといまでの記事でご紹介した
クリスティー フォーブスさんは
大親友で、
毎日話をしているくらい仲が良いそうですが、
キーランさんはイギリスに
クリスティーさんはオーストリアに在住なので
なんと、一度も実際に会ったことは
ないんだそうです。
キーランさんは、自閉スペクトラムは
文化として見るべきだと言います。
医療コミュニティは、
他のいろいろな
専門家のコミュニティと同様に、
彼ら独特の
「医療のレンズ」を通して
自閉スペクトラムを解釈し、
社会的障害と感覚障害の
ミックスした障害だ
と見なす傾向があります。
キーランさんは、
自閉スペクトラムのコミュニティーには
独特のあり方、
コミュニケーションのスタイル、
言語があり、
それは文化なのだと言います。
自閉スペクトラムの人は
コミュニケーションスキルが低い
とよく言われます。
一方的に話し続け、
他の人に話す隙をあたえずに、
相手をうんざりさせると批判されます。
でも実は、
自閉スペクトラムの人だけが集まると、
きちんとお互いの話を順番に聞いて、
問題なく
双方向のコミュニケーションが
できるのだそうです。
ただ、
そのコミュニケーションの取り方が、
「定型発達」の人からすると
快適に感じる方法ではない
というだけです。
自閉スペクトラムの人の
コミュニケーションは、
一人が45分間ずっと話をして、
その後、もう一人が45分間話し続ける、
といった感じに
双方向のコミュニケーションを取ります。
順番に話をすることが
できないのではなくて、
順番が回ってくるまでの時間が、
「定型発達」の人が
心地よいと感じるテンポよりも
はるかに長いのです。
ですから、
自閉スペクトラムの子供に
「社会的スキル」
を教えるということは、
その子のためを思って
善意で行っているとしても、
その子が生まれ持った
自然なコミュニケーションの方法を否定し、
それを
「定型発達」の人が
快適に感じる方法に
「修正」していることになります。
もちろん
「定型発達」の人が中心の社会で
生きていくにあたって、
そういった「定型発達」の人々と
うまくやっていくことができるような
「社会的スキル」を
身に着けていたほうが
生きやすくなります。
でも、
自閉スペクトラムの子供が
まずは
自分と同じコミュニケーションスタイルを持つ
他の人と一緒に過ごす時間を
しっかり持つことで、
自分の自然な在り方が
おかしいとか、間違っているわけではなく、
一つのコミュニケーションスタイルなのだ
ということを
最初にきちんと教える必要がある
とキーランさんは言います。
その子が
自分がどういった人間なのかについて
しっかりと理解できてはじめて、
周りの大多数の人が
お互いに交流するために使っている
他の方法を教えるようにしなければなりません。
続きます。
読んでいただいてありがとうございます。
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