未だに忘れられない他人からの親切 | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

子どもの気持ちに寄り添いながら
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発達障害特有の生きづらさを改善するためのシンプルなエクササイズ
お子さんが驚くほど変わる接し方や親の心の持ち方など
私が知る限りの情報をお伝えします

こんにちは!

 

クリスマスなので ちょっとイイ話 第2弾です。

 

私は東京生まれですが、中学に入る時に名古屋に引っ越したので、実家は名古屋です。

 

子供が生まれる前は出張で日本に行く時以外はほぼ実家には帰らなかったんですが、やっぱり子供が生まれたら 孫を見せたくて(手伝ってほしくて。。。爆)上の子が学校に入るまでは毎年春と秋に里帰りしていました。ちょうどユナイテッド航空のサンフランシスコー名古屋便が作られたときだったので直行便で安く帰ってました。

 

二人目を妊娠したのをきっかけにコロラドに引っ越したのですが、時を同じくしてサンフランシスコー名古屋便もなくなってしまいました。 そうなると 最寄りのデンバー空港から名古屋の実家に帰るには デンバーからサンフランシスコ又はロサンゼルス(他にもルートはありますが)を経由して成田空港へ飛び、成田空港からまた名古屋空港まで国内線をつなげないと帰れなくなってしまったんですー! 子供を1人連れて直行便で11時間で着くのから いきなり幼児1人赤子1人を連れて飛行機を3本乗り継ぎしないと里帰りできなくなってしまいました。。。えーん

 

それでも里帰りしたくて、ど根性で筋肉二人連れて帰っていました。でもね、たいていアメリカに帰ってくる時の乗り継ぎで問題が起きて、飛行機が遅れていてロサンゼルスで幼児と赤子連れて8時間待たされたりとかしました。アメリカに帰ってくる時の乗り継ぎって 体力的に一番疲れていて眠い時だから、本当に辛くて。今考えてもよくがんばったなー。。。

 

そして娘が生まれてから2回めに里帰りして、アメリカに帰ってくる時のことです。 娘が多分10ヶ月ぐらいだったので、息子は5歳になったばかりくらいだったと思います。

 

名古屋ー成田ーサンフランシスコと順調に乗り継いで、サンフランシスコでも飛行機は定時に飛び、珍しくスムーズに乗り継ぎができて、「あー、あとはデンバーに着けば夫が迎えに来てくれてる!」と安心して飛行機に乗っていました。子供たちも爆睡していたし、サンフランシスコからデンバーは2時間半くらいで着くので 余裕です。 

 

ところが!!!

 

あと1時間くらいでデンバーに着くという時に パイロットからアナウンスが。。。

 

搭乗機の高度計が故障していて(だったと思う)高い高度を飛べなかったために燃料を余分に必要としてしまい、このままでは燃料が足りなくなるので 今からサンフランシスコ空港に戻ります。

 

は???

 

どうやら最寄りの空港と交渉したけれども、このサイズの飛行機の整備は対応できないのでサンフランシスコ空港に戻るしかないとか。。。

 

ガーンガーンガーンガーン

 

戻りましたよ。 

 

サンフランシスコ〜〜〜〜

 

そして 約1時間で高度計の修理は終わる予定なので、そのまま飛行機の中で待機するようにと言われました。

 

この時点で身軽な旅慣れたビジネスマンは携帯電話で別便の予約を入れたりして、どんどん飛行機から降りていきました。ランニング

(まだスマホでいろいろとできる頃ではなかった)

 

でも 赤子と幼児連れの私は身動きが取れなくて(しかもこういう時に限って二人共爆睡)そのまま待ちました。

 

1時間たっても なんの音沙汰もありません。 

 

そして、予定より修理に時間がかかっているので、お腹が空いた人は1時間後までに帰ってくれば飛行機を出てご飯を食べてきてもいいですというアナウンスが。真顔真顔真顔

 

でも私は子供が寝ているから動く気になれず、そのまま飛行機に座っていました。

 

すると前の席に座っていた女の人二人がご飯を食べて帰ってきて、私にテイクアウトボックスに入ったお弁当を渡してくれました。

「これ 間違えてたくさん頼んじゃって 食べられないから よかったら食べて。」って

 

きっと私のことをかわいそうに思って買ってきてくれたんだなーと思います。 優しい人たちだなあ。。。ドキドキ

お弁当はもちろん美味しくいただきました!お願いお願いお願い

 

それからしばらくして、今度は

 

やっぱり修理できなかったので この飛行機は飛びません。 あいにくもうデンバーへ行く便は今日はもうないので、皆さんにはただでホテルに泊まって食事ができるチケットをお渡しします。振替の便の予約もしますので、カスタマーサービスカウンターまでお越しください。

 

と アナウンスが。。。。。笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

みんながどんどん飛行機を降りて行く中、また爆睡している子供がいる私は結局一番最後に飛行機を降りました。

 

案の定 カスタマーサービスカウンターには長蛇の列。叫び叫び叫び 多分100人は並んでいたと思う。

 

私達は最後尾に並びました。

 

しばらく並んでいると 息子が

 

「うんち!!!!」うんちうんちうんち

 

はあ〜〜〜〜????むかっ

 

今列を離れたら また最後尾につかないといけません。(その時には私の後ろにも結構な数の人が並んでいました)

 

でも うんちしなきゃしょうがないので、 もう諦めの境地で 私は列を離れ、片手でベビーカーを押し、片手で小型のスーツケースを引っ張りながらトイレへ。 

 

そして もう 半ばヤケクソでもやもやもやもやベビーカーを押しながら最後尾へ向かっていた私に向かって

 

「Excuse me!!」と呼びかけてくる人が。

 

見ると 列の一番前にいる15歳くらいの男の子を連れたお母さんが一生懸命私に手招きをしています。おいでおいでおいで

 

「あなた、こんな小さい子連れているんだから 私の前に入りなさい!」って 列の一番前に入れてくれたんです!!!

 

周りの人も誰一人文句を言う人はいなかったので、お言葉に甘えて一番前に入れてもらっちゃいました ❤。

 

なんでも 彼女も息子さんが小さい時に同じような目にあったことがあって、その時に誰も助けてくれなくて悲しい思いをしたから、あなたには同じ思いをしてほしくないからって。

 

なんていい人なんだ〜〜〜〜〜!ハートハートハートハートハート

 

(そして このタイミングでうんちしたくなった息子、グッジョブ!!!)

 

おかげですぐに振替便の予約とホテルの予約とお食事券などを手配してもらえました!!!

 

今考えてみれば 連絡先とか聞いておけばよかったと思うのですが、時差ボケで体力も限界だったので頭が周りませんでした。

 

その後無事に「ホテル」にタダで泊まったんですが、あれはホテルじゃありません。 モーテルです!パンチ!パンチ! すんごい汚くて、キングサイズのベッド一つだったので、そこに子供たちを座らせて、ピザをオーダーして食べました。 食事券ももらっていたんですが、なんとこれは空港内でしか使えないらしくて、ピザは自腹。 そして床は汚いじゅうたんで、でも娘はハイハイの時期だったから 絶対に床をハイハイさせたくなくて ずっとベッドから落ちないように見張っていないといけなかったです。 娘が起きているときはトイレに行くのもドアを開けたまま速攻で! だからシャワー浴びたかったけど、それもできませんでした。汚。。。

 

次の日 なんとか無事にデンバー行きの飛行機に乗れて、家に帰り着きました。

 

あのときは本当に大変だったけど、あの二人連れの女性達と 息子さんを連れたお母さんの優しさに触れられたことは 11年経った今でもありがたく思い出します。

 

ドキドキドキドキドキドキ 素敵な人って いるもんですね。ドキドキドキドキドキドキ

 

では皆様 メリークリスマス!サンタクリスマスツリー

 

 

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にほん村のプロフィールで初の顔出ししてます。8年前の写真なので詐欺同然ですが、あしからず。。。ウインク

 

 

読んでいただいてありがとうございます。

 

 

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