「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」を再読して また感動! | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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こんにちは!

 

今日は 東田直樹さんの名著 「自閉症の僕が跳びはねる理由」を久しぶりに再読して、また感動したのでそのことを書きます。

 

今朝ブログを読んでくれているお友達からラインで 「自閉症の僕が跳びはねる理由」読んだことある? 英語にもなってるよー とメッセージが入り、そういえばだいぶ前に一度読んで感動したなーと思い出してもう一度読んでみました。

 

 

 

 

 

 

やっぱり感動! そして 自分がやっている自閉症スペクトラムの子供たちへの接し方が、間違ったほうを向いていないということが確認できて ちょっとうれしかったです。

 

この本は東田さんが13歳のときに、会話が難しく、人になかなか伝えられない自閉症の人の心の声を書いた名著で、世界的ベストセラーになっていますので、もう読んだ方も多いかと思いますが、ぜひもう一度読んでみてほしいです! 

 

私が今回特に印象に残ったのが、

「みんなの記憶はたぶん線のように続いています。けれども、僕の記憶は点の集まりで、僕はいつもその点を拾い集めながら、記憶をたどっているのです。」というところです。

そのせいで、「今日は何曜日?」など 聞いたことをすぐに忘れてしまうから何度も同じ質問をしてしまうそうです。(その他にも同じ会話を繰り返すことが心地よいという理由もあるみたいですが) 今言われたことも、ずっと前に聞いたことも、東田さんの頭の中の記憶としては、同じように感じるらしいのです。

そして、この記憶のしくみのせいで、記憶のフラッシュバックが起こりやすく、ずっと前に起こったことなのに、急になにかのきっかけで思い出してしまうと 泣き出したりパニックになってしまうのだそうです。

 

それから、何度注意されても同じことを繰り返してしまう理由について

「『自分が何かしでかす→何か起こる→誰かに注意される』この場面が、自分が行動を起こしたことによって成り立つ原因と結果の一場面となって、強く頭の中に記憶されてしまいます。 やってはいけないという理性よりも、その場面を再現したい気持ちのほうが大きくなって、つい同じことをやってしまうのです。すると、頭の中が一瞬、まるで感電したようにびりっとします。その感覚はとても気持ちのいいもので、他では同じような快感は得られません(しいてあげるのなら、ビデオで同じ場面を繰り返し再生することでしょうか)。」というもの。

 

そしてこれがいけないことだと分かっていても、やらないように我慢するのはとても苦しくてエネルギーがいることなんだそうです。 そういう時には

「僕たちの気持ちに共感してくれながら、僕たちを止めてほしいのです。」と東田さんは書いています。

 

とても読みやすくて、おすすめです。読んだことがない方も、前に読んだことがあるかたもぜひ!

 

東田さんは他にもいろいろと本を出されているんですねー。 もう28歳の成人になっていらっしゃるので、東田さんの他の本も読んでみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

他にもいっぱいありました! オフィシャルサイトがあるみたいなので、貼り付けておきますね。

 

 

読んでいただいてありがとうございます。


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