うちの子は繰り返し行動をしないわ、と思っている方へ | アメリカ発 発達障害のお子様を持つご家族へ伝えたいこと

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こんにちは!

うちの子は繰り返し行動をしないわ、と思っていらっしゃる方。

ひとつのことをやり続けるわけではなく、これで遊んでいたかと思えばすぐに次のことに移って、フラフラとさまよい続けるのも、実は繰り返し行動なんです。

私も最初、自分の知っているプリスクールの子供たちで、繰り返し行動らしきことをしていると思ったのはたった一人でした。
でもこのフラフラとさまよい続けるのも繰り返し行動だと知って、腑に落ちました。

 

私の経験から言うと、大多数の3−5歳の自閉症スペクトラムの子供たちは、このフラフラとさまようタイプの繰り返し行動をしていました。

 

お子さんがフラフラさまよい型の繰り返し行動をする時は、親御さんも一緒にさまよってください!(笑)子供の今の状態を全肯定で、お子さんと一緒にお子さんの大好きな繰り返し行動の世界を共有して過ごせることを本気で楽しみながら、全身全霊ですよー!

何度もしつこいですが、これが本当に一番大事なので。。。

 

このメソッドの素晴らしいところは、こうやってお子さんと一緒に過ごせることを本気で楽しめることです。 最初はちょっとぎこちないし、疑心暗鬼な部分もあると思うのですが、そのうち自分も自然体で、本当に楽しく幸せな気持ちになってきます。そうすると、お子さんもどんどん変わってきます。

 

もうひとつは、はたから見ると普通にだたパズルで遊んでいたり、本を読んでいたり、本を読んでもらっていたりするように見えても、遊び方に強いこだわりがあって、例えば同じ順番でパズルをはめ込まないといけなかったり、パズルをはめたら「イー!」と言うと決まっていたり、同じ本を同じように読んでもらわないと怒ったりするのも、繰り返し行動です。

 

なので、もしもパズルを一人でやりたいお子さんならば、隣で(お子さんが嫌がらない程度の近さで、必要ならば部屋の反対側で)他のパズルをしてください。本を同じように何度も読めと言われたら、何度でもお子さんの好きなように読んであげてください。

 

自閉症スペクトラムのお子さんが、自分で作り出した安全な一人の世界から出てみようかな?と思えるくらいにご家族が魅力的な存在になることが何よりも大切になります。 それをするためには、繰り返し行動を一緒に、心から楽しみながら、お子さんのありのままの姿を両手を広げて100%受け入れてあげることが一番の近道になります。

 

読んでいただいてありがとうございます。


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この記事は私が受けたサンライズプログラムのスタートアップ集中クラスで学んだことをベースにしていますが、あくまでも私個人がこのように受け止めたということです。 また、サンライズプログラムの講習を受けた後にも個人で独自に勉強した内容も多々含みますので、厳密にサンライスプログラムと同じとは言えません。ご了承願います。)