Vita felice パンとオタクの家

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パン好き…そしてガチンコ宝塚ファンの主婦のゆるいブログです。
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大変ご無沙汰しております。

かれこれ1年以上放置しておりました…“あなた誰?”って状況ですが((笑))久しぶりに更新します。

 

今回の宝塚歌劇の騒動に関して、当初から思う事はありましたがSNSなどで触れる事はしないスタンスを取っていました。

先日の劇団と遺族双方の記者会見、劇団が公表した“調査報告書”を読んで、胸が締め付けられる部分があり、どうにも治まり付かずブログにしたためようと。

 

会見の内容や報告書の内容云々ではなく、亡くなったご本人がご家族に漏らした言葉について。

 

“叱られていることに何とも思わなくなってきた”

 

これを見た時、凄くびっくりして涙が止まりませんでした。

必死に心がSOSを発信している言葉だと思えて。

このSOSに時間の猶予は無く、無理やりにでもその原因となるものから引き離さないと…と言う危機感があって。この時なにか彼女を救えるきっかけがあったなら…と思わずにいられなくて。

経験者にしか想像付かない感覚だと思いますが…例えて言うなら、凍った表面にひびが入り今にも割れてしまいそうな湖にポツンと立っているような感じではと。

少しでもバランスを崩すと割れて落ちてしまう感じで、これを超えると思考停止します。

状況は違いますが、私はそんな経験をしました。

 

少しだけ私の経験を。

20代の頃、バブル時代の証券会社の営業職だった私の勤務状況は、始発電車⇔ほぼ終電(終電逃しタクシーで帰宅もあり)。

帰宅してから以降家にいた時の記憶は全くありません。夜ご飯を食べていたのかどうかも、いつお風呂に入ったかもなにも覚えていない。職場での事しか思い出せない。

幸いな事に、体は激務でも職場の人間関係には恵まれていた。

そして同じ課全員が疲弊していた事も。(同じ状況を常に共有していた)

1年先輩の一人が退職した時の理由…“これ以上続けたら壊れてしまう”だった。

その先輩はずっと…帰宅するときは出来るだけ一人にならないように…と言い続けてて。

だが、その時の私は至って元気で、疲弊どころか逆に仕事も順調で調子が良かったぐらいに思っていた。

ある日後輩との帰り道、駅のホームで電車を待っていると、ふと脳内が何とも言えず良い感じ(酔っ払い状態に似た感じ?)になって気持ち良くなり、まさに思考停止状態。

ホームに入って来る電車が見えたと同時に足が動きホームのギリまで行きそうになったらしく、激しく後輩に腕を引っ張られて我に返る。

ただ単純に電車に乗ろうとしただけだったようだが、距離感や危険を察知する感覚は全く無かった。

電車→乗る…それだけの指令しか出ず条件反射のように足が勝手に動いていたような感覚しか残っていないし、なぜそうなったかもわからない。

後輩がいなければ、確実に電車に体当たりして大破しただろう。

最近元気で調子が良いと思っていたのは、逆の反応だったとわからせてくれた出来事だった。

実は、唯一電車で寝る30分程が気持ちよくて、家で寝ていても熟睡は出来ていなかったのか、疲れもピークを振り切ってしまっていたらしい。

退職した先輩に話した所、早く辞めた方が良いと言われた…先輩が経験した事と一緒だった。

そして、退職を申し出て半年後退職した。

 

経験上、過重労働が体に与える影響が怖いのは、心と体が疲弊していると辛く感じている間はまだ良くて、そこを通り過ぎると無感覚になってしまい、心が壊れかけている事に自分で気づけない事だと思います。

 

話を戻して・・・彼女の場合、報告書の黒塗り部分から、かなり前から心が悲鳴を上げていたであろう事が想像できます。過呼吸も同じで。

(黒塗り部分は本人の健康に関する個人情報とのお話が遺族側会見の質疑応答でされていました)

その中でのあの言葉、心の叫びのように聞こえて本当に胸が痛いですし、どうしても自分の経験と重ねあわせてしまいます。私などよりももっと過酷な経験をしていたは筈なので。

私の場合は、過重労働しか負荷がかかって無かったですし、事の危険性を教えてくれる機会があった事と、一番大きかったのは状況を共有できて更に助けてくれる人が職場にいた事…それがあったから今こうして呑気にブログを書くことが出来るわけで。

 

彼女も何かのきっかけで自身の危うさに気づけていたら…と、私が思ってもどうにもならない事を考えてしまいます。

彼女の自死を受けて、劇団内には心を傷めている方がたくさんいる筈。

その方たちがこれ以上傷つく事が無いよう…と思わずにいられません。

 

雪組と宙組の公演再開予定が発表されました。

賛否両論ありますが、私は幼少の頃からの宝塚ファンです。

この厳しい状況の中で、踏ん張って舞台に立つ日の為に頑張っている人たちがいて、舞台に立つことで報われるというのであれば、私はこれからも変わらずファンで居続けますし、観劇出来る日を楽しみに待ちます。そしてこれからも、舞台から放たれる眩い輝きを観続けて行きたいと思います。

 

それ故に、ジェンヌさん方が少しでも活動し易い環境作りをして頂きたいです…だって今在団中の方は今とそしてこれからを生きていかなきゃいけないのだから。

これからの進む道が「ひかりふる路」であって欲しい…と心から思います。

 

何故こんな事を書いたか…それは、似た経験ではありますが、経験者にしか気づくことが難しい事なのでは…と思ったからです。

そして、自分の事だけを考えた選択が最善な時もあるし、頑張っている時はそれ以上頑張らなくていいと自分を甘やかすことも大切だと思っています。

おかげさまで、今の私は自分を甘やかしが過ぎます(笑)