若葉のきせき。 -2ページ目

若葉のきせき。

起立性調節障害で不登校だった1人の女子中学生の、軌跡。



このブログを一旦閉じたのは、桜が散っている頃でした。


今年は桜の開花が早く、一年が経つまでまだ少しありますが、早くも桜吹雪といった感じです。




結局、この一年はどうだったのか。

状態から考えて復帰するのは困難と思われていた私ですが
結果から言うと、無事乗り切ることができました。



最終的な出席数などが昨日わかりました。


およそ200日中、遅刻100、欠席9。

心配だった授業の出席数も3分の2を超え、単位は全て取得。

成績も後期に巻き返し5段階評価で4がズラリと並び、
国語や英語、社会、それから美術は5を取ることができました。(数学と化学は3でした)



進路も決まってきています。

教育や心理を学びたいと思っています。


大学は数学が苦手でどうしようもないことと、文系科目が得意なので、
早慶MARCHなどの私立文系に絞ろうと思っています。

不登校だったことによるハンデは、勉強面ではあまり感じていません。




この一年で、色々ありました。

とても充実した日々だったと思います。


ひとりで過ごしていた時間が長かったため、
人付き合いに関しては自信がなくなっていて

どこかぎこちないし、悩むことが多いです。


でも、あの二年半に比べたら、
こんなのたいしたことないよなぁなんて思うんですよね(笑)




何度もくじけそうになりました。

でも、周りにはいつも支えてくれる人がいて。

ひとりじゃないって、あの頃に気づけたから。


挫折して、目の前が真っ暗で、もうダメだと思っても。

それでも踏ん張って一歩一歩進んでいけば、
案外、なんとかなるものです。




あの二年半、なんだったんでしょうね。

不思議な体験でした。



人間時間が経つと忘れてしまうもので、
あの頃の苦しみももう、薄れてきてしまっています。

長い夢かなにかだったようにも感じます。


でも、私の中にちゃんと残っていて、

今でも私に大きな影響を与えているのは確かです。



きっと、無駄なことなんて何ひとつないんです。


どんな出会いにも、経験にも、苦しみにだって、
何か意味があるんです。


それはその時には見つからないかもしれないけど、

何ヶ月、何年と経った時に、ふと気づく時がくるのだと思います。



だから、できれば、諦めないで。


全力で逃げて、全力で泣いて、

辛かったら美味しいものを食べて、好きなことをして、ゆっくり眠って、

時間が経って心がちょっと元気になってきたらたくさん笑って、


そして、大丈夫だと思ったらまた、全力で挑んでほしいんです。



傷つかないことが大事なのではないんです。

傷つくこと、失敗することの何が悪い?


全部、いい経験になるでしょう。

いつか、笑い飛ばせる日が来るでしょう。



辛かった日々でした。


毎日自分と向き合い、毎日ひたすら考え、

毎日自分と戦っていました。


でも今は、良い思い出として振り返ることができます。




このブログはしばらくこのままにしておこうと思います。


忘れないために。

いつでも、苦しんでいる自分に会いにこれるように。


また、もし今苦しんでる人がいるとしたら、

同じように苦しんでいる私から。
苦しみを乗り越えた私から。

どちらからもメッセージを送っているつもりですから、
何か、伝わることがあれば幸いです。




ひとりの女の子の復活劇はここまで。


これからもきっと、自分の思う道を
少しずつ確実に、進んで行くことでしょう。



時に励まし時に叱り、共に過ごしてくださった皆様、

今まで本当にありがとうございました。