―眞下美涼―
“俺と付き合って欲しい”
ピッピッ…
“良いよ”
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「おはよ美涼!」
「おっはよーん」
私は眞下美涼。
青春真っ盛り、高校1年生。
「里穂、ちょっと来て!」
「何?」
里穂をそさくさとトイレに連れていく。
彼女…木口里穂は私の親友で、うちのクラスの学級委員長。
小学校から一緒で、大好きな理解者の一人。
「何か嬉しそうじゃん。どしたの?」
里穂は何でも分かっちゃうな。
「実は…永樹と付き合うことになりました!!」
「へー」
え、そんだけ!?
「何かもっと反応無いの!?」
「ていうか、何でその人?だって、中学違ったし、クラスだって違うよ?」
確かにそうだ。
それに関しては私だって驚いてる。
まだ4月。
出逢って間もないし、なのに何でって思う。
一応話したことはあったけど、こんなすぐに…。
「まぁそうなんだけど。昨日Luneで言われたの」
「Luneねー。美涼が良いなら良かったんじゃない?私その人喋ったことないから何とも言えないけどさ」
里穂はそう言うと歩いていく。
私もそれを追いかけた。
何か残念だな。
もっと喜んでくれると思ってたのに。
教室に入って私が1人席に着くと、里穂は
追い越し際に小さく言った。
それは、私に聞こえるか聞こえないかくらいの声。
「お幸せに」
やっぱり里穂は里穂だ。
そう思うと何だかニヤけてしまった。
続く
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