ホワイトは
「私は、森の奥に住む普通の者でございます。」
あくる日の朝方、
また お城のほうから 何か素敵な声を聴いた。
ホワイトは
前の日と同じように 叫んだ。
ホワイトは
「私は、森の奥に住む普通の者でございます。」
あくる日の朝方、
また お城のほうから 何か素敵な声を聴いた。
ホワイトは
前の日と同じように 叫んだ。
黒猫のホワイトは、
人間に例えると四十歳を過ぎていた。
人生の半分を 失礼!
波乱万丈の猫生の半分は生きた。
ただ、あとは猫生の終着地点を目指して。
あの明け方の次の日、
森の中から、
「お返事有難う
Princessって言ってくれたけど
あんた誰!」
と 聞こえた。
木枯らしの吹荒れる、晩秋
いや、初冬の夜、
ホワイトはダンボールを集め、
その中で寝ていた。
夜明け頃、
森の中の遠い遠い、お城の方から、
GOOD NIGHT! と 言う声で
目を覚ました。
ホワイトは つられて
GOOD MORNING Princess ホープ と
叫んだ。