塩味を好むのはミネラル不足の合図 by 『じつは体に悪い19の食習慣』(著・南清貴) | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

塩味を好むのはミネラル不足の合図 by 『じつは体に悪い19の食習慣』(著・南清貴)

「ナチュラルエイジング」を提唱するフードプロデューサー・南清貴さんの著書に『じつは体に悪い19の食習慣』(ワニブックスPLUS新書、2010年)。

じつはの本


この本の中の塩についての章「塩分のとりすぎに気をつけている」をご紹介しています。


今日は第3回目です。引用して、ご紹介しますね。

---
ところで、みなさんは、どんな塩をお使いでしょうか?まだ、精製塩をお使いでしょうか?

たまに、ぬか漬けに浸かるほど醤油をかけたり、刺身にいっぱい醤油をつけたり、おひたしにさらに醤油をかけたり、天ぷらにビックリするほど塩をかける人がいます。

これは明らかに塩依存症です。

本来、人間が塩味のものを好んで食べたいとき、それはミネラル不足の合図。

ところが、精製塩をいくらとってもナトリウムしか入ってこないため、体は満足できない。

その結果、もっと塩を―、となる。ところが、当の本人は、ミネラル不足だとは思わないから、また精製塩をとる、体は満たされない、また食べる―となるわけです。

このとき、海水から自然方法で作った塩をとると、その欲求は収まることがあります。

それは、体が本来欲しているミネラルが補給できたからです。

自然塩さえとっていればミネラルバランスが整う、というわけではありません。

野菜や豆、海藻など、さまざまな食材からミネラルを補給することも大切です。

ただ、塩をないがしらにすることはできないということを覚えておいてください。

塩は毎日使う調味料ですから、値段が安いことも大切でしょう。

精製塩は、たしかに安い点は魅力です。

しかし、本当に体のことを考えたら、多少高くても海水をそのまま天日で濃縮した本物の塩を選んでください。

価格差の何十倍も何百倍ものメリットをあなたにきっともたらせてくれるはずです。
----


実際に、ブログの読者様で、しょっぱいものが食べたくて食べたくてしかたがなかったのに、「わじまの海塩」で料理をするようになったら、その欲求がピタリと止まったというお客様がいらっしゃいました。

自分はマグネシウムを求めていたのだとわかった、とおっしゃっていました。

私は、調味料は塩ばかり使っていますが、けっして、しょっぱいものを好んで食べているわけじゃないんですよ。

「わじまの海塩」を使っていると、野菜がとっても甘くなる、お肉も旨味と甘味がでる、だから、しょっぱいわけじゃないんです。

なお、「わじまの海塩」の製法は、天日で干したものではなく、清潔な室内で、天日の代わりに、ランプを当てて、体温程度の低温で海水を濃縮していったものです。

震災後、天日干しが必ずしも安全だとは言えない世の中になってしまいました。日本海側の海水で、室内で作っているということは、自信を持ってお伝えできることです。