塩事業センターが備蓄塩の放出&中国で食塩の買い占め
昨日は、塩に関連するニュースが経済・国際ニュースに出ていましたので、ご紹介します。
■3月18日 日本経済新聞
以下は、日本経済新聞社のネットニュース より。
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備蓄塩を初めて放出へ 財務省所管の塩事業センター
財務省は17日、所管する財団法人塩事業センターが備蓄している食用塩900トンを放出すると発表した。
東日本巨大地震の影響で福島県いわき市小名浜の製塩工場の操業が停止したことを受けた措置。
備蓄塩の放出は今回が初めて。麺やみそをつくる食品メーカー数社に供給する。
塩事業センターは原塩6万トン、加工塩4万トンの計10万トンの塩を備蓄している。
財務省によると、今回、操業を停止した工場は1カ所で、西日本の製塩工場数カ所を増産して対応していた。
しかし食品加工メーカーなどから最終的に900トンが不足するとの連絡が同センターにあったため、放出を決定した。
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塩事業センターは、事業仕分けで、塩の備蓄を減らすように指導されていました。事業仕分けのブログ記事はこちら。雨ざらしにして塩を備蓄している写真も掲載されています。(
→ http://ameblo.jp/wajimanokaien/entry-10538699552.html
それにしても、福島県いわき市小名浜の製塩工場の操業が停止したのですね。「ふるさとは日本の海」と書かれた青いSマークの袋入りの「食塩」を作っている製塩所です。
海の近くにある製塩所を持つ身として、塩事業センターの製塩所とて、人ごとではありません。
従業員の皆様はご無事だったのでしょうか。心よりお見舞い申し上げます。
さて、もう一つ、塩関連の国際ニュースがありました。ツイッターにも流れています。
■3月18日 中日新聞 これは石川県で販売されていた中日新聞 国際面の紙面より。
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中国でデマ 食塩 品切れ
東日本大震災の影響を受け、中国各地で、食塩の買い付け騒ぎが起きている。
「食塩に含まれるヨウ素が放射能を予防できる」との情報が広がったためだ。中国政府は冷静な対応を呼びかけるが、各地で食塩の売り切れが相次いでいる。
架橋向け通信社、中国新聞社などによると、買い付け騒ぎは北京市や遼寧、浙江、広東などの省で起きており、段ボールごと買いだめする市民も。
インターネットなどで、「海水が放射能で汚染された後に製造された食塩は危険だ」との憶測が流れたことも、騒動に拍車をかけたようだ。
食塩製造販売の国有企業・中国塩業総公司は「食塩の備蓄は十分だ。パニックに陥る必要はない」と強調するが、市民は信用していないようだ。
中国外務省の妾瑜副報道局長は17日の定例会見で「不必要なパニックは起こす必要はないのだが」と困惑気味に答えた。
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「中日新聞」というのは、「東京新聞」と根本が同じなのですが、都内で購入した「東京新聞」の国際面には、米国や英国が、日本の政府の隠ぺい体質を批判しているという記事で、中日新聞と同内容でしたが、中国のこの記事は掲載されていませんでした。
首都圏での買い占め騒ぎ、そして、風評被害を広めないような配慮でしょうか。
それとも隠ぺい?雨ざらしで備蓄していた塩がsa今、放出されている日本の状況を考えると、う~んと考えさせられます。(注:雨ざらしで備蓄されていたものは、メキシコから輸入した塩で、現在、放出されているものとは別というコメントをいただきました。では、どこに備蓄されていた塩なのか、事実情報、確認中です)
ちなみに、東京新聞には、テレビ欄の下に、株式会社天塩さんが、オーストラリアの海水を使った再生加工塩の「赤穂の天塩」の広告を大きく出していらっしゃいました。
塩の業界も、この大地震を機に、地盤が変わりそうな予感がします。
ところで、中国で買い占めされるほど求められていたのは、中国の岩塩をもとにしたヨード添加の塩のようなのですが、これについては長くなるので、明日のブログ記事で紹介しますね。
■3月18日 日本経済新聞
以下は、日本経済新聞社のネットニュース より。
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備蓄塩を初めて放出へ 財務省所管の塩事業センター
財務省は17日、所管する財団法人塩事業センターが備蓄している食用塩900トンを放出すると発表した。
東日本巨大地震の影響で福島県いわき市小名浜の製塩工場の操業が停止したことを受けた措置。
備蓄塩の放出は今回が初めて。麺やみそをつくる食品メーカー数社に供給する。
塩事業センターは原塩6万トン、加工塩4万トンの計10万トンの塩を備蓄している。
財務省によると、今回、操業を停止した工場は1カ所で、西日本の製塩工場数カ所を増産して対応していた。
しかし食品加工メーカーなどから最終的に900トンが不足するとの連絡が同センターにあったため、放出を決定した。
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塩事業センターは、事業仕分けで、塩の備蓄を減らすように指導されていました。事業仕分けのブログ記事はこちら。雨ざらしにして塩を備蓄している写真も掲載されています。(
→ http://ameblo.jp/wajimanokaien/entry-10538699552.html
それにしても、福島県いわき市小名浜の製塩工場の操業が停止したのですね。「ふるさとは日本の海」と書かれた青いSマークの袋入りの「食塩」を作っている製塩所です。
海の近くにある製塩所を持つ身として、塩事業センターの製塩所とて、人ごとではありません。
従業員の皆様はご無事だったのでしょうか。心よりお見舞い申し上げます。
さて、もう一つ、塩関連の国際ニュースがありました。ツイッターにも流れています。
■3月18日 中日新聞 これは石川県で販売されていた中日新聞 国際面の紙面より。
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中国でデマ 食塩 品切れ
東日本大震災の影響を受け、中国各地で、食塩の買い付け騒ぎが起きている。
「食塩に含まれるヨウ素が放射能を予防できる」との情報が広がったためだ。中国政府は冷静な対応を呼びかけるが、各地で食塩の売り切れが相次いでいる。
架橋向け通信社、中国新聞社などによると、買い付け騒ぎは北京市や遼寧、浙江、広東などの省で起きており、段ボールごと買いだめする市民も。
インターネットなどで、「海水が放射能で汚染された後に製造された食塩は危険だ」との憶測が流れたことも、騒動に拍車をかけたようだ。
食塩製造販売の国有企業・中国塩業総公司は「食塩の備蓄は十分だ。パニックに陥る必要はない」と強調するが、市民は信用していないようだ。
中国外務省の妾瑜副報道局長は17日の定例会見で「不必要なパニックは起こす必要はないのだが」と困惑気味に答えた。
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「中日新聞」というのは、「東京新聞」と根本が同じなのですが、都内で購入した「東京新聞」の国際面には、米国や英国が、日本の政府の隠ぺい体質を批判しているという記事で、中日新聞と同内容でしたが、中国のこの記事は掲載されていませんでした。
首都圏での買い占め騒ぎ、そして、風評被害を広めないような配慮でしょうか。
それとも隠ぺい?雨ざらしで備蓄していた塩がsa今、放出されている日本の状況を考えると、う~んと考えさせられます。(注:雨ざらしで備蓄されていたものは、メキシコから輸入した塩で、現在、放出されているものとは別というコメントをいただきました。では、どこに備蓄されていた塩なのか、事実情報、確認中です)
ちなみに、東京新聞には、テレビ欄の下に、株式会社天塩さんが、オーストラリアの海水を使った再生加工塩の「赤穂の天塩」の広告を大きく出していらっしゃいました。
塩の業界も、この大地震を機に、地盤が変わりそうな予感がします。
ところで、中国で買い占めされるほど求められていたのは、中国の岩塩をもとにしたヨード添加の塩のようなのですが、これについては長くなるので、明日のブログ記事で紹介しますね。