(3)PFUの社員食堂…世界シェアNo.1のプロダクトを生む企業のビジネス戦略
業務用のイメージスキャナーで、全世界の約50%以上のシェアを持っているPFUの社員食堂が「月刊北國アクタス」(2010年7月号・北國新聞社)で紹介されました。「わじまの海塩」を使用してくださっている社員食堂です。
「こだわりの社員食堂 メニュー改善でやる気もりもり メタボや虫歯予防も考えて健康なら医療費抑えられる」というタイトルです。
さて、「医食同源」をキーワードにして、新鮮な野菜や雑穀米を中心に、調味料の塩や、食用油にもこだわって、低カロリーで栄養バランスの良い「ヘルシー弁当」を提供してきた社員食堂。その成果はどうなったでしょう?
この記事の内容を抜粋・引用して、ご紹介します。
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開始1年で効果
屋鋪社長の狙い通り、これらの取り組みは社員の健康増進に効果を上げてきている。
毎年実施しているPFU本社と関連会社の社員約750人の健康調査で、2年前は全体の16%に達していた「高脂血症」の社員が昨年12月には9%と、ほぼ半減していたのである。
「高脂血症」は血液中の中性脂肪やコレストロールが異常に多くなった状態をいい、メタボの危険因子の一つである。
さらに、糖尿病と診断された社員の割合も2年前の6%から5%と、わずかであるが減少した。
「1日1食の昼食だけで、社員の健康状態が劇的に改善されるとは思っていない。ただ、社員食堂が食の大切さと健康に対する意識を高める場になることを期待している」。屋鋪社長は息の長い取り組みの必要性を強調する。
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1年間、1日1食の昼食だけでも、変化が見られるものなのですね。
PFUライフエージェンシーの皆さんからの情報発信で、PFUの社員の皆さんの、日頃の食事に対する意識も高くなったのかもしれませんね。
ところで、ミネラル成分のうち、高脂血症や糖尿病を予防する効果のある成分は何か、ご存知ですか?
『“メタボリックシンドローム”対策の必須ミネラル マグネシウム健康読本―さまざまな生活習慣病とマグネシウムの密接な関係』(横田邦信著・現代書林・2006年)という本が出ていますが、マグネシウムなんですよ。
マグネシウムを多く含む食品は、青のりやワカメなどの海藻や、大豆・枝豆・ゴマなどの豆類です。洋食中心の食生活では、摂る機会が減ってきてしまったものですが、気をつけて摂るようにしたいものですね。海水塩にもマグネシウムが含まれています。
さて・・・どんな製品も、それを生むのは人間です。強い技術者、強い営業マン・・・。健全な肉体と健全な精神があってこそ。
企業が食堂のコストを削って、健康医療費に汲々とするなんて本末転倒。
どうぞ、強い会社にしたい経営者のみなさんは、社員の皆様が何を食べているかに気を配ってみてください。もし、社員の皆さんに、安い食材と安い調味料の「エサ」や、コンビニ弁当やカップラーメンばかりを食べさせていたら、会社が成長するはずないですよ。
今や、社員の体の健康と、心の健康を維持することが、ビジネス戦略となる時代です。PFUさんに続いてください。