塩事業センターの事業仕分け結果:事業の見直し(過大分の国庫返納) | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

塩事業センターの事業仕分け結果:事業の見直し(過大分の国庫返納)

昨日、2010年5月20日、政府の行政刷新会議で、塩事業センター(財務省管轄)が対象となりました。


仕分け結果は、事業を見直すとともに、609億円に上る財産が多すぎるとして、過大分を国庫に返納する、ということになったそうです。


仕分け事業については、以下の行政刷新会議のホームページに、対象の公益法人やスケジュールが出ています。


http://www.cao.go.jp/sasshin/


塩事業センターの仕分けの結果は、以下に出ていました。

http://www.cao.go.jp/sasshin/data/shiwake/result/A-26.pdf


評価者によって、評価シートに記載されたコメントのうち、主だったものを紹介しますね。


● 工業用、食品工業用を含め、民間が担っている塩の流通在庫だけでも当面の需要対応は可能と思われる。


● 専売制度廃止後の過渡的措置として必要だった時期は終わっており、公益法人が非競争的に塩流通市場に関与すべきではない。


● センターの製塩企業等との関係が強く、自由化とは言いがたい。供給業務から手を引くべき。


● 生活塩の生産も民間が増加している現状を見れば、生産から撤退も検討。これらの事から、過大と思われる財産を国庫へ返す仕組みを考えるべき。


● 生活塩販売事業のコストについて徹底的な見直し、備蓄量の見直しを行い、コスト引き下げを行う。6百億円もプールすべき必要性はなく、運用の必要もない。事業、備蓄量含め見直しをして国庫返納すべき。



この事業仕分けも、「わじまの海塩」物語の中の、歴史的ターニングポイントになりますね。



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