「みのもんたの朝ズバ!」で、事業仕分け対象の塩事業センターの問題 | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

「みのもんたの朝ズバ!」で、事業仕分け対象の塩事業センターの問題

昨日の朝、輪島の中道さんから電話。「今、みのもんたの朝ズバで、事業仕分けの問題やってて、塩事業センターが対象になって出てたぞ~」と。さっそく、知人に依頼して、録画DVDをもらって見てみました。


5月18日(火)。TBS系列 「みのもんたの朝ズバ!」の<ズバ!8時またぎ>のコーナー。ご覧になった方、いらっしゃいますか?


日露戦争の際、塩を専売制にし、戦争後、低価格で安定的に塩の供給をするため、専売公社ができて、さらに、日本たばこ産業を経て、1997年、塩の販売は、塩事業センターに引き継がれました。


私が精製塩といっている、いわゆる「食塩」を販売している組織です。財務省が管轄しています。


塩事業センターの役割の一つは塩の備蓄。約10万トンを全国35か所に備蓄しています。
もう一つの役割は、塩の販売。塩事業センターの商品は、シェア5割以上だそうです。


そして、今回、事業仕分けの対象となっている問題は・・・。


まず、常勤役員3人のうち1人が財務省からの天下り 年収1420万円。


そして・・・、なんと、正味財産 962億円。962億円ですよ!!


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-塩事業センターの財産


そのうち、444億円を国債・社債に投資しているということ。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-塩事業センターの国債


財務省が発行する国債を財務省管轄の法人が持つというのはいかがなものか、と。


枝野行政刷新担当相は、この財産を「国に返納してもらってもいいのではないか」と言っているそうです。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-朝ズバでの塩事業センターの問題


そして、さらに、塩事業センターの塩が安い理由。

塩の販売事業は、公益事業のため、法人税が非課税とされているのだそうです。


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-塩事業センターは非課税


塩事業センターは、「将来の損失に備え積み立てており、国債などの安全資産で運用しております。安定的に運営し続ける仕組みとして一定の財産的基礎が必要であると考えております」と言っているそうです。


法人税で優遇されているため、価格面で民間企業は競合できない。これは民業圧迫だ!と。(そりゃ、そうですよね~)


輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-塩事業センターは民業圧迫


収支は毎年赤字、なのに、資産は増え続けているのだそうです。


みのもんたさん、「税金かけましょ。全部お国に返納してもらいましょ。天下りはなしにしないと」「非課税で収支が赤字なら、余計、やめてもらわないと」とおっしゃっていました。


TBS News iのサイトにこの問題出ています。
実は、塩の販売事業は黒字で、それ以上に国債を買い増しているので、赤字になっているだけなのだそうです。
URL:http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4431273.html


さあ、どうなりますことやら。20日からの事業仕分け、ちょいと楽しみです。



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