週5日間の勤務というのは、自然に生きようとすれば、なかなか無理なところがあるように感じます。

もし、水曜日が休みであれば、働く日と休みがバランスよく配分され、無理がグッと軽減するのになと思います。もしくは、一週間を6日にして、4日働き、2日休みにしても、いいのでは?と考えてみたり。狩猟や農耕や牧畜などが大部分の人間の中心であった頃に作られた週7日という制度は、人の移動速度や情報の行き交う速度、人間の生活の在り方が大きく変わった現代に、無理に当てはめているような気がします。体感する情報量的には、古代人の7日=現代人の4日くらい?、、自由にシフトを組めたらいいのにな。

 

この現行の制度で、何とか気持ちよく生きて行くには、毎日人々と出会うことを、どちらかというと楽しみの方へと気持ちを向けて行くのが一つの在り方です。

長きに渡る学生時代の試験生活により、人は、いかに自分という記憶媒体に、より多くの知識をつけるか、つまり、自分にとってメリットとなることを受け入れるかということを重視するのが、普通になりかけているかもしれません。

私は、少なくとも、中学、高校、大学生まで、その傾向が強かったです。なぜなら、人と比べて、自己肯定感を高めようとしてみたり、もしくは、進級や試験に合格するかなどといった、制度によって自分がどのように評価されるのかということを大事だと考えてきたからです。制度による学生の評価制度は、学生がいかに、体制側が求める知識を脳みそに入れているのかを評価するあまり、学生は、自らの脳みそを磨き、自分の身を守るようにするということに、熱心になってしまいがちとなるのかもしれません。

しかし、それでは、他の年代の子や同僚は、全て比較対象の競争相手になってしまい、自分が楽しくありません。そして、自己本位や保身のためばかりに動いても、周りからそのように見えているかもしれないという思いが、自らに向かい風となってくるように感じ、他者との関わりから遠ざけようと仕向けて、自分を孤独にしようとしてきます。そして、その感情から逃れようとしたりすると、疲れやすくなります。逃れようとしても、その状態が、ありのままの自然な自分に向き合っていないという思いがもたらされ無理が生じているのを感じるので。

 

ならば、どのようにしたら気持ちよく動けるのか?それは、人と向き合う時、退けない、逃れないようにすることです。しかし、物理的に自らの目の焦点を知らない人を含む多くの人に当てていては、不可思議な間ができて、疲れてしまうかもしれないので、そうでなく、気で感じるということです。パッと人が見えた時に、ジロロと見るのでなく、自らの周辺視野に映っているその状態、その向かってきそうな全ての存在を感じている状態を、近ずいてくるとき、横を通る時、離れて行く時にも、保つのです。複数人見えても、同じです。そして、もしかしたら、何か言葉を投げかけて来られることがあるかもしれませんが、そうなっても、自分の眼の中心に、その存在のみを捉える必要はないのです。そんなことしなくても、気で感じるだけで、常に地球上の全ての存在とは繋がっているのですから。そもそも、この地球にいる全ての存在は、気で繋がりあっているのです。しかし、五感という素晴らしくクリアですが、狭い世界観を認識させてしまう感覚器官により、それで感じれるものが、自らの全てであるかのように思ってしまいがちなのですが、そうやって、一対一で、だれかと向き合うときでさえ、必要なのは、己をどのように動かすのかということです。そのことのみに意識を向けて入ればいいのです。この3次元の世界で、自分のできることは、己の体をどのように動かしたのかということに、結果としては集約されるので。だから、相手の考えていること、姿、音など、自らの五感で捉えたことに意識を全力で向けるのでなく、自らがどう動くのか、そのことに意識を向けるのです。

この時に、抵抗となるのが、己が可愛い、自分を大事に、メリットばかり求める、そのような、学生時代をとおして、いつの間にか、大きくなっているかもしれないエゴのような気持ちです。どんな行動するのにも、まず自分にとってメリットがあるか、快であるか、頭の中で考えてから、行動し、行動しつつも、本当にメリットがあるのか、疑っているような気持ちでは、それを受けている相手も、自分自身も何か疲れます。自分のメリットとなるかを考えて、動いたところで、それを保証してくれるわけではないので、ただ人生に疲れやすくなってしまいます。

 

楽しい人生とは、どのようになるのか分からなくても、やってみたくてやってみ続けた、そのような人生なのかもしれません。

 

では、その自己保身の気持ちをどのように扱えばいいのか?一つには、中村文昭さんという、講演家の人の考え方がいいです。

何か、相手がこちらや誰かに求めているものを感じたら、自分の頭の中で損得勘定することなく、0.2秒で、返事して動くのです。そうすると、無為自然に近ずくので、晴れ晴れとなり、疲れにくくもなるのです。そして、人の予想を上回る動き方をするのです。すると、それを見た相手は、少し驚き、そして、繋がりを持てるようになります。それを繰り返していると、その持ち場において、自分は、どんどん動くようになっていき、そのうち、そこを飛び出し、別の何かをやるチャンスが来るのです。自ら得られるようになるのか、それともそこで繋がった人から、くるのか、両方かも。

 

最近は、そのようなことを考えながら生きています。

中村文昭さんのyoutube、おすすめです。

話は、変わりますが、TRUE NORTHという映画もおすすめです。制度によって、人の心がどのような影響を受けうるのかが垣間見えるとともに、生きる力が湧いてくるような気がします。