隣の小さな森にはリスのごんたが時々遊びに来る。
この家を 見に来た最初の日に
すぐ目の前に 何度も現れて ベランダまで来てくれた
「よろしくね。」とあいさつしに来てくれたようだった。
ごんたに会いたくて ちょっと予算オーバーだったけれど
3年前に 八ヶ岳南麓に 古い小さな家を買った。
生きてきて味わった様々な経験 そして 原発事故から理不尽な社会の仕組み 人間の傲慢さ お金よりも本当に大切なもの
そして 宇宙の真理が 明確に見えてきた。
都会では 大地と生き物たちと共に生きることを忘れてしまう。
私の庭には ごんたの食卓がある。
置いておいたくるみがなくなると心が躍る♡
アカゲラのゲラちゃん( なんて想像力のないネーミング 笑) や たくさんの野鳥が飛び回り
鹿さんもたまにやってきては 草花を食べていく。
この小さな森が壊されようとしている。
花を植えるくらいなら 自由に使っていいですよ。
と言ってくれてた
隣の森林の地主さんが、半年前に断りもなく
リゾート開発会社に売ってしまった。
とうとう先日 測量され 花や野菜を植えてた境目に杭が打たれた。
美しい緑の小道を広げて6メートル幅の舗装道路を作り
森を壊して コテージを建てる計画だという。
「森にはリスやたくさんの鳥たちがいるから住処を奪わないでほしい。」
「小さな緑の小道が美しいのに 舗装しないでほしい。 」
そんなことを言っても無駄だとわかっていても、
涙ながらに 訴え
隣接する1部分だけでも 買いたいと申し出たが拒否された。
いくら反対しても、土地の所有者がしたいようにする。
そのために、リゾート会社は土地を買ったんだから、仕方ない。
実家の美しい庭が壊されたように
北杜市で次々と森林が削られ 黒いソーラーパネルが立つように
高速道路計画が進むように
また ここでも 経済のために自然が破壊されていく。
すぐ 目の前でその工事を
また見なけれならないの?
美しい緑を窓から
見ることもできなくなるの?
話し合いの後、1時間ほど森の中で茫然と泣いてた。
「泣いてる場合じゃないよ。」
と木々がざわめく。
大きなナラの木たちと 生き物たちを守るためにできることを考える。
ほんの少しだけ残された土地を買うしかない。
お金はどうする?
保険を解約すればいい!!
娘たちには お金よりもっと大切なもの
美しい地球を残したい。
たくさんの命が生きる自然を残してあげたい。
こういう時は驚くほど、行動的になる。
まだ売られていない方の100坪ほどの
残っている隣の森林の地主さんに
すぐ電話して 事情を話し私に安く譲ってください。とお願いした。
この時ばかりは天使ミカエルと妖精たち
レムリアの女神の力も借りて
心を込めて
植物たちと生き物たちを守りたい
とメッセージも送った。
私に売ることで心が固まりました。
とお返事がきて
一昨日 会って確約してくれた。
寿命になった古い危険な木を伐採し
暗い森に光を入れ
しっかり根を張り地盤を守ってくれる広葉樹を植えよう。
秋には落ち葉の布団にきのこが 顔を出し
冬には虫たちが眠れるように・
そして
リスのために クルミの木を植えよう。
ブルベリー 桜 グミや
ジューンベリー
鳥たちが喜ぶ実のなる木を植えよう
短い夏の間
私とミツバチと蝶たちのために花や野菜を植えよう。
薬草を植えて 秘密基地を作って
天使と手を繋ぎながら 植物と生き物たちの
お世話をしよう。
10年後には
生き物たちとひっそりと暮らす
小さな小さな森の庭の魔女になろう。