自分には正直なところ、
結婚したいという願望はあまりない。
一般的に女が男に求めるのは、
安定、精神的な支え、優秀な遺伝子、
将来的な保障なんだと思う。
けれども、結婚すれば、
決してこれらが手に入る訳ではない。
金銭面だけ見たら、
結婚した方がマイナスかもしれない。
産休制度があるけれども、
一番の働き盛りに一年休むというのは、
結構難しいものがあるよね。
子どもを育てるのにかかるお金、
家を買うのにかかるお金、
結婚式にかかるお金、
新婚旅行にかかるお金。
結婚式の二次会の手伝いをするにつれ、
見えてくる現実。
男が結婚式を挙げたくない理由も、
少しずつ分かって来てしまった。
結婚は人生の墓場というぐらいだし。
あれはどういう意味なんだろうね。
悪い伴侶を選んでしまった場合なら、
まだ頷けるんだけど。
多分、自分には安定を求めるだけの
結婚はきっと向いていないんだろうな。
結婚するに当たって、
既存の安定を手放さないといけない時も
あるから、尚更だ。
そう考えると、益々萎む結婚願望。
恋愛願望はどうなんだろうな。
これも正直なところ、薄いんだよな。
今のところ、それなりに需要はあるけど、
それも永遠のものじゃない。
だから、もし、恋愛するなら、
需要のあるうちだと冷静な自分が言う。
そして、何度か食事に行ったりして、
相性がいいかどうか見計らう。
会話の端々から集めた情報で、
どうやったら好かれるのか、
考えながら動いてしまっている。
そんな感じばかり。
心じゃなくて、頭で恋愛してるよね。
その上で、そう見られないように、
本心を誤魔化したり隠したりするから、
余計タチが悪い気がする。
本心を誤魔化したり、
隠したりしなくても済むような、
洞察力と包容力がある人がいいなぁ。
その上で見た目がそこそこイケている。
そんな理想的な人いるのかね。