財政の基礎的均衡の追求がデフレを悪化させた。デフレは物価を下落させ、それ以上に所得水準を低下させる。より競争を激化させる。企業は内部留保を蓄積させ、企業も家計も緊縮財政を追求する。消費税増税はプライマリーバランスの均衡を目的に行われたが経済は更に沈滞した。デフレ下での財政均衡の追求は間違い。自国通貨建による国債・債務は破綻しない。政府は財政支出拡大によりデフレを脱却させ、経済成長を図る。目標とすべきは政府債務の対名目GDP比の削減だ。三年間は財政規模を拡大する。その事によりデフレを脱却し経済成長を図る。デフレ脱却後は財政を中立化し政府債務の対GDP削減を図る。長期投資、インフラ投資が望ましい。日本の交通網は英米に比しても貧弱だ。…内閣参与の著作。クルーグマンやスティグリッツを例証しているが三橋貴明が種本か?