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個人消費をより正確に 日銀が来週から新指標

日銀は、個人消費の動向をより正確に把握するため、飲食料品や自動車などモノやサービスの販売状況を表す統計を組み合わせた独自の経済指標を作り、来週から公表することになりました。
05/03 05:11

消費者物価はコアCPIを採用しています。消費者による消費全般から生鮮食料品を外したものがコアCPI、更にエネルギーを外したものがコアコアCPIです。このコアコアCPIでは日本経済でも年率+1%を超えています。ただ家計の視点からすれば、外される理由はありません。また家計支出は非消費的支出、即ち、税金や社会保険料支出があり、これは消費支出が減少していても 、非消費支出は増大しています。さて今回の件ですが、家計支出の中で各支出項目の割合を物価統計では一定期間、固定して公表しています。当然ながらこの支出割合は随時変動しています。その実態を把握しない事にはわからないと言う事はあります。実の所、消費割合の改訂は消費が新たに増加している項目が増加し、それは物価上昇項目が多いです。物価上昇を印象付けたい日銀としては望ましい統計と言えましょう。