二月は逃げる、とは言うがあっと言う間に逃げてしまった。安定した収益確保のシステムはできていない。手持ち金融資産を精算したが目減りしている。ブル資産が大き過ぎる。ベア資産で対抗しなければ当然に目減りする。指数先物、商品先物、FX、ベアファンド…空売り等する必要はない。ベア資産の規模がブル資産より少な過ぎる。臨機応変に動くしかない、しかも相応する規模を持ってだ。この3月は春の彼岸に妹夫婦が墓参に来て、権利最終日に一年で最大の優待・配当の権利を獲得する。権利最終日の二ヶ月前に仕込もうと言うが、二ヶ月先の相場など判るものか。しかも12月頭からの下げ相場が続く。2月の日経平均の大底更新がない保証などない。さすがに権利最終日までに迎える可能性は低いが、少なくとも一万七千円程度は当たり前にある。一万九千円も、と言う期待もあるが、日本もアメリカも世界的な景気後退だ。企業利益も減益している。G20で何が決まったのか、財政政策出動、公的債務拡大などに踏み切るのか、中国がやれば政策効果は国外に逃げる。日米政府に期待ができるのか、週刊エコノミストの特集が「アメリカ大失速」。そのアメリカのGDPが年率1%、日本は年率-1.4%、政府に寄ればこれが「経済の健全なファンダメンタル」だそうだ。財政出動は公的債務を増加させる。健全なのだから何の問題もない。経済がどうでも内閣支持率は48%、自民党支持率は40%、盤石だ。このような政府与党を支持して止まない。円高株安が更に進もうが放置する。さすがに1ドル105円で為替介入、日経平均は何処まで下がっているだろう。それでも政府与党への支持は変わるまい。GDP年率-7.4%でも不動の政権だ。二桁程度では何とも思われまい。北風が強い。春になっても氷河期に向かうとしたら、生き残れたら幸運だろう。