NHKニュース
◆経済
大企業の製造業 景気判断6期ぶり悪化

日銀の短観=企業短期経済観測調査が1日発表され、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響で大企業の製造業の景気判断は6期ぶりに悪化しましたが、3か月後の先行きは改善を見込んでおり、企業が増税に伴う景気の落ち込みは一時的だとみていることをうかがわせています。
07/01 09:02

さて景気回復の原動力ですが、個人消費の源資となる可処分所得は増加しません。物価上昇に吸収されます。まあ非正規雇用の賃金は人手不足で増加しますが、正規雇用のボーナスはともかく定期昇給は負けています。まあ役員報酬は企業業績の改善を受けて跳ね上がっていますが、個人消費を牽引しますか? 昨年、顕著だった財政支出は望めず、輸出は日本の輸出競争力自体が落ちています。如何にして景気回復が進行し得るのか、当然に課題ですね。