現在、衆議院の特別委員会で協議中だ。与党としては民主党の情報公開法を併せて審議する予定だ。維新の会は特別機密情報を防衛情報に限定する修正案を準備している。与党としては野党との合意を得て、今月中にも衆議院を通過させる予定だ。この法案自体は、情報公開を事実上、前提としていない。秘密情報の対象は行政府の恣意に基づき、公開時期も5年ごとに随時更新し、30年に達しても内閣の同意があれば延長可能ゆえ、半永久的な非公開も可能になる。情報漏洩をした公務員への最高刑が懲役十年、情報漏洩を示唆した場合は懲役5年、既に公務員法や自衛隊法などで情報の機密性の確保は対応可能とも言われている。日本版NSAの設立となれば当然、別の法規が必要であり、そもそも既成の関係官庁からの寄せ集めでどこまで機能するかは何とも言えない。これは政治のリーダーシップの問題なのだが、さてどうだろうか?