このチャウプラユ川の昨年の洪水、氾濫から一年近くになります。このチャウプラユ川の長さは利根川の四倍、流域は十倍になります。この洪水は五十年に一度とも言う上流地域の豪雨と氾濫に基いています。この洪水によるサプライチェーンの寸断は日本企業に限らず大きな被害を与えています。確かに洪水の被害自体は不可避ではあるものの、それに向けての対策は対応できたわけで堤防や河川の浚渫、洪水への警戒態勢を組む試みがあったわけで日本はJAICAを通じて国内の降雨や洪水情報に基く警戒システムの導入を図っています。今は昨年同様、雨季に入っていますが、昨年とは異なり、氾濫の恐れはなく、逆に乾季の利水が問題になりそうですが、今後に向けての観測・防災体勢の充溢が求められています。