http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110918/k10015676211000.html


サウジとの協力、合意できました。水ビジネスへの。日本が世界の最先端を行っている淡水化技術ばかりじゃありません。上下水道施設もです。凡そ水ビジネスは欧米の所謂、水メジャーが世界を席巻しています。日本は立ち遅れています。淡水化技術、浸透膜技術では世界でも最先端です。ですが日本は水ビジネスへの参戦が立ち遅れています。何故か。水ビジネスは総合的な事業です。淡水化工場の建設に始まって上下水道の敷設・管理から利用者への集金まで一括して行っているのが常です。凡そ水ビジネスを購入する国には建設から運用までの技術、何もかもありません。まとめてパッケージで売るんですね。そうすれば技術を売って終わりではなくて安定した収益が期待できます。先立つものは困らないのが、このような資源国です。凡そカネには糸目はつけません。その代わり高度な安定した技術を要求されます。その点で日本はお眼鏡に適ってますね。例えば東京都水道局、これは漏水率が世界一低い、この技術輸出には石原都知事、積極的です。でも都の技術は上下水道の運営管理だけです。更に淡水化技術から施設建設までの民間企業、個々が単独では売りにくいのですけど。パッケージにすれば売れます。この体勢。日本の経済成長戦略として漸く立ち上がりました。菅政権下になってからですね。経済成長を無視した財政再建はありません。その事は欧米諸国でも課題になっているんですけど、漸く、この必要性の絡みで語られるようになって来ました。さて巨大な公共事業を中心にした国家主導の輸出ジネス、これは鉄道事業でも既におなじみですが、漸く新興諸国や他の先進諸国に伍してきましたでしょうか。